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〜守るべき価値〜石徹白ノ巻

次の農家さんに向かう途中で美濃市に寄って行きました。

旅の中で聞いた情報で、私たちが是非ともお会いしたい方が美濃市に居ると聞き、向かったけれど今回は残念ながら会えず。

せっかくなので名刺だけ置かせてもらってきました>_<

美濃市は、岐阜県、中濃地方の中央に位置する市。
日本の中心部または岐阜県の中心部に位置し、美濃和紙の産地として有名。
「うだつのあがる町並み」として知られる市街地は1999年5月13日に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された歴史的風致の街。



















今回伺う農家さんは、スキー場などが多くある山奥に位置する石徹白(いとしろ)と言う所。

石徹白も歴史が深い場所でそこに行く前に色んな所に寄っていきました^ ^

まずは、長瀧寺(ちょうりゅうじ)
岐阜県郡上市にある天台宗の寺院。本尊は釈迦如来。
この寺は、718年(養老2年)勅命により泰澄が創建したと伝えられ、828年(天長5年)天台宗に改められたという。古くから白山信仰と深いかかわりがあった寺。

















そして次に向かったのは、阿弥陀ヶ滝(あみだがたき)
岐阜県郡上市白鳥町前谷にある滝。
落差約60m、幅約7m。昭和33年に県指定名勝となり、昭和61年には「岐阜県の名水50選」、平成2年には「日本の滝百選」に選ばれている名瀑である。白山信仰の修験道の地である。 長良川の源流の一つ、前谷川の上流に位置する。

















とにかく山が多い岐阜県。
山が多いからこそ、天然ろ過装置のおかげで水は本当に綺麗です。
上流はもう冷たくて新品の水といった感じ。


そんな事をやっている間に約束の時間を30分くらい遅刻してしまって、ようやく辿り着いたのが、
岐阜県2件目の農家の、『農園サユールイトシロ』さん。

先日伺った土磨自然農園の横島さんからのご紹介です^ ^

農園サユールイトシロは岐阜県郡上市の北部、白山の麓の石徹白という小さな集落にあり、
ここはかつて、白山信仰の要所として栄えた場所で、夏は涼しく、かつ寒暖の差も大きいので美味しい農産物が出来るところでもあります。

しかし半面、冬は深い雪に閉ざさるため、作物が栽培出来るのは雪のない4月から11月まで。



現在は雪がない農繁期の真っ最中。
お時間頂いてお話を伺ったのは、農園サユールイトシロ代表の『稲倉 哲郎』さん。

ベジタブルジャーニー62件目の農家さんです^ ^



稲倉さんの農園は、冬場は雪が3メートル以上積もる地域。
周りはスキー場が多く立ち並ぶ豪雪地帯です。

畑面接は1.5〜2町歩。

農歴13年目のベテランで、農園サユールイトシロをお一人で切り盛りされています。

農法は無農薬、無肥料の自然栽培。

横島さんと同じく、師匠は居ず独学でここまで学ばれた方です。







どうしてこの僻地で農業をやろうと?

もともと出身は愛知なんだけど、学校を卒業した後に、音楽が好きだったから当時バイトして貯めたお金で10ヶ月ほどインドネシアに行っていた時があって。

帰ってきてから仕事を探していたら、郡上市でマレーシアとの合弁会社を紹介されてこっちに来たのがきっかけかな。

妻の実家が石徹白で農業やってたこともあって、俺も何か次の展開が欲しかった時に、この辺じゃ誰もやっていなかった自然栽培農業なら何か新しい事が出来そうだと思って始めたんだよね。

人がやっていないことをやりたいタチでね(笑)

ここは最上流で水が本当に綺麗でさ、野菜ってほとんど水分だから言ったら水を食べてるようなものでしょ。
こんな綺麗な環境を農薬や肥料で汚したくないって思ったよ。

環境問題を気にされて?

環境にも関心はあったけど、どちらかと言うとズルい事をしているのが嫌だったんだよね。
混ぜものが一切ないものを、恥ずかしくないものを出したいって。



無肥料ってすごくシンプルじゃない。
この肥料は農水省に認められてるとか、これは安全と◯◯が言っていますは、何度もひっくり返って来たのが歴史でしょ。
何も使っていませんの一言で済むんだからこれ以上の明確な答えはないよね。



難しくしたくないんだよ。
なにごとも単純に考えろって訳じゃないけど、わざわざ難しくしてよく解らない様にしてるのが今の世の中だと思う。
紐解ようがないくらいぐちゃぐちゃ。
どっから結び目をほどけばいいのか解らないぐらいに。

そういった意味では、ここは僻地で見放されていたが故に残っているものがいっぱいあるから、それを無視して街の基準に合わせなくても生活できる様なスタイルが欲しい。そういう風にして行くべきだと思うし。

苦労性なんだよね(笑)

見せたいものがあると連れて行ってくれたのが石徹白で取り組んでいる小水力発電。
加工場の組合長でもある稲倉さん。
冬場はここの電力を一部使いながらドライフルーツを作っています。










この取り組みはもう6〜7年くらいになるのかな。
この水路は向こうの山から明治時代の人が、手掘りで山から川の水を引っ張ってきたのが元でね。





石徹白川から引いてきてるんだよ。
この水のおかげでやっと米作りも出来るようになった歴史がある。
その用水路を使って今、発電機が2つあるんだけど、1つは行政所有。
もう1つは区民でお金を出し合って出来てる。
区民で管理農協を作って、そのお金を区民で使える仕組みにしてあるんだよ。

時代に呑まれ、必要がないと無くなってきた集落も多い今の時代。
ここ石徹白は地域でエネルギー問題にまで取り組み、この地を大切に守りたいと思うみんなの気持ちがこうした形になってきたんだと感じました。


稲倉さん色んなお話ありがとうございました^ ^



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