February 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

相馬ノ巻

宮城から本日、福島県に入りました。

『東北食べる通信』萌さんより、mast visitだと教えていただいた

『大野村農園』さんへお邪魔して来ました。

農園があるのは福島県相馬市。

もちろん、震災後には原発事故の問題が立ちはだかり、たくさんの苦悩を経験されましたが、

『大野村農園』代表の『菊地 将兵』さんは『あえて』震災後にこの地で養鶏と野菜作りの農家を始めました。

生まれ育った相馬だからこそ、この土地で就農すると決めたんだそうです。

逆に震災があったからこそと。



菊池さんの農園は野菜の他にも養鶏をやっていて、鶏は純国産鶏。自家製の餌で育てています。

餌に入れ込む魚のアラは、知り合いのお魚屋さんから野菜や卵と物々交換してもらい、そのアラを形が無くなるまで何時間も鍋で煮込みます。機械や電気を使いたくないので、あえて蒔で。





栄養満点のアラ煮込みに、農園で採れたジャガイモや応援してくれている米屋から貰う規格にあわないハジかれたお米などを混ぜ、

発酵させたものを鶏の餌として与えていきます。





また、バランスを取る為に草(サラダ)を食べさせたり。

人間と同じで鶏もバランスよく食事をする事によって、ストレスも解消されるんだそうです。



ここまでの手間を掛けて惜しまず栄養価の高いエサ作りをするのは菊地さんの信念と拘り。

買って済ますのではなく、自分の周りで手に入る材料を最大限に使う。

これは菊池さんの生活を含めたライフスタイルが鶏や畑の循環を生み出しているまさに有機的な生活。

鶏小屋に入りまず思ったのは、悪臭が全くしませんでした。





菊地さんの鶏は、こだわった良いものを食べさせるから悪臭がしない。



卵のパッケージも可愛い仕上がり。



1つ1つ丹念に商品にしていきます。



大野村農園さんでは、他にも野菜や果樹も育てていらっしゃいます。

その数ある野菜の中でも相馬で40年前までは普通に作られてきた伝統野菜『相馬土垂(そうまどだれ)』というサトイモ。



現在はもう誰もやっていないと言われた地域の伝統野菜を、

もう一度復活をさせる為に、種芋を『2年以上も色々な方法で探し回り』ようやく見つけ出した種芋で、栽培を再開しています。

この『伝統芋』を現在栽培しているのは全国でも大野村農園さんただ一ヶ所のみ。



大野村農園さんではWWOOFの受け入れもしていて、たくさんの方が農園を出入りしてきました。

これらは来てくれた人達に書いてもらったという習字の一部。



キャリア、性別、国籍は関係なく、みなさん様々な目的や事情で農園に足を運ぶみたいです。

それだけ農園の代表、菊池さんの行動力と人柄に魅力があるというのは、実際に行って私たちが肌で感じたこと。



あえて日本一難しいと言われる場所での農業を成立させてる菊池さんは本当にすごい人だと思います。

今後も大野村農園さんを応援して行きたくなりました。

ちなみに、福島県のオーガニック農家情報を聞くと、やはりほとんどの人が原発事故を機に辞めたり、県外に出てしまったりという状況。



菊池さん本当に長い時間お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m



お昼ごはん美味かったです!ご馳走様でした!!





ヒロフミ&ゆり










comments

   
pagetop