October 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

おいたま地方ノ巻

今日は山形県のおいたま地方から農を通じて世の中を変える活動を『本気』でされている2人に会ってきました。

その理論を聞けば穴がない本物で、決して夢を描いている非現実者ではなく、超現実的でリアル志向のお2人。

まずは、山形県のデラウェア(ぶどう)生産量が日本一の高畠町で自然栽培のお米を作っている

『第十四代 中川吉右衛門』さんの所にお邪魔しました。



高畠町では14代も続く有名農家の中川さん。

しかし最初からすんなり農業を始めたわけではありませんでした。

当時の中川さんは、地元の発展や活性化にも自国にも全く興味がなく、いうなれば個人主義傾向が強い人間でした。

田舎町が大嫌いで、古い体質の風習や慣例に辟易していて、家を出てからはずっと東京で仕事をしていました。

そんなとき、偶然あるTV番組で「奇跡のりんご」をつくる青森の百姓のドキュメント番組をみたのです。

感動するとかそういった感情ではなく、自然に涙がながれ落ちました。

「自然栽培」を知った瞬間でした。

この農業であれば、人生をかけてやってみたい!そう強く思いました。

そして、この農業であれば、いまの農業が抱える問題や、地域の問題、ひいては国が抱える問題を良い方向に変えていくことが出来るのではないか!?と大きな夢を持つに至ったのです。



日本の慣行農法(現代農法)は農薬や化学肥料を大量に使います。その量は今や世界第2位。

なぜ、それだけの薬物を使わないといけなくなったか、の根底には『人材不足』の問題が大きいと中川さんは言います。

人がいないから、除草剤を撒く。

人が管理しきれないから化学肥料を使う。

化学肥料を使えば、虫がくるから農薬を使う。

消費者は値段で食べ物を選ぶからオーガニックのような手間がかかり高価な物がスーパーのような手軽に買える所には陳列されない。

と言う悪循環が続いています。

中川さんは「自然界はカオス!多様性こそがこの自然を作っているし成り立たせている。選択肢のない世の中こそ不自然だ」と仰っていました。



現実主義の中川さん宅で出していただいた、おいたま地方のみにある在来の『うす皮丸なす』



『四葉(すいよう)きゅうり』。



「農家の家で出された物が不味かったら夢なくなるでしょ笑」

と仰る中川さんの言う通りめちゃくちゃ美味いんです!!

全ての農業が自然栽培になれとは思わないが、有機栽培が全体の0.2%って数字は明らかにおかしい。不自然すぎる。

この数字が10%にでも変われば世界は変わる。と中川さん言います。



農=食。この1つでも見直すことで当たり前の全てにおいての固定概念が変わると。

これから必要なビジネスの話もたくさんしました。

想像で感動するくらいイイ循環のビジネスモデル。

物凄く有意義な時間を過ごしました。

最後は車まで見送ってくれて、バックミラーで見えなくなるまでずっと見送ってくれていました。

中川さんは講演、イベント活動、ラジオや雑誌、様々な媒体に出演して全力で農を発信し続けています。時には自民党本部の農林省の元に尋ね、自然栽培を理解してもらいたく訪れたりと。

賢くて男気がある中川さんに感銘をうけました>_<

中川さん貴重なお時間、お話、本当にありがとうございましたm(_ _)m










続いて伺ったのは、米沢市で自然栽培の蕎麦を栽培されている

『山形ちば吉』さんの所にお邪魔しました。



第一印象はとにかく楽しそうに生きてる方。

ご本人曰く、人の縁と運だけで生きてるとか>_<

ちば吉さんは元八百屋さん。中川吉右衛門さんとも付き合いがあって、お二人は5年前に知り合い意気投合。

中川さんの地域は米どころ、ちば吉さんの地域は昔から蕎麦が有名なのでちば吉さんは蕎麦を。

ちば吉さんは八百屋時代にお客さんから無農薬の野菜の問い合わせがあり、全国の農家さんを探し渡り、

たまたま見つけた自然栽培農家が作ったニンジンを食して、衝撃を受けてから農家になることを決意。

元八百屋で農業経験もなかったちば吉さんは、新規就農という立場から畑(場所)探しにも苦労されてようやく借りれた所が今の米沢市。

そこで中川吉右衛門さんとも出会います。

広大な農地を小さな耕運機1つで耕すちば吉さんの姿をみて、近所の農家さんもあいつは『本気』だな。と認められてからは、敷地を広げる畑も借りれたりと、徐々に地域に馴染んで行ったという。

今は37ヶ所の畑で約7町の広さをお一人で切り盛りされています。





ちば吉さんは人柄が買われて『竹あかりプロジェクト』の山形リーダーとして任命されています。

竹あかりを通じて様々な人との縁がすごく楽しいと仰っていました^ ^



竹あかりプロジェクトとは、熊本を拠点に全国各地で『竹あかり』を制作しながら自分たちのまちは自分たちで灯そうというメッセージを届けている竹アーティスト「ちかけん」と共に伊勢志摩サミットで訪れる方々へ

『竹あかり』で、おもてなしの心を届けようと

竹あかりプロジェクトが動き出しました。



また現在、「ちかけん」は、活動で得た人の環と彼らの類まれな実行力を以て、

熊本で被災者・被災地支援を行っています。

このプロジェクトには安倍総理の奥様、あきえさんも参加していて、ちば吉さんも何度か奥様とお会いしているみたいです。





ちば吉さんの本業の話に戻ると、



ちば吉さんのお蕎麦は、全国を駆け巡り、やっと見つけた工場で、十割の自然栽培で育てた蕎麦で作ることが出来た乾麺蕎麦。

そこでしか作れないもの。

ちば吉さんの蕎麦は日本一高いそばと言われてるお値段。

それほどに拘ったそばだからこそ値段は妥協しないんだそうです。

1番最初に作ったのが1000個。それをたったの3日で完売させてから、工場と正式な提携契約を結びました。

現在では、上海、ロンドン、イタリアからも話が来ていて、まさに世界に進出する前の交渉段階。

去年は上海の学校で講師としてオファーが来て、

今年は世界のインターナショナルスクールからも呼ばれているそうです。

ちば吉さんの目標は「まずはここの地域をディズニーランドのようにすること」

ディズニーランドのようとはミッキーを招致する意味ではなく、

例え高い入場料を払ったとしても、そこには『お金を忘れた価値がある』と言う意味です。



ちば吉さんはとても柔らかい空気で気さくだし、きっと色んな方に好かれる人なんだと思いました^ ^






ちば吉さん、貴重なお時間ありがとうございます。めちゃ面白かったです^ ^



中川吉右衛門さんもちば吉さんも性格や、やり方は違えど、ベクトルは一緒で、自分で出来ることを本気でやっていました。



カッコいいっす。







ヒロフミ





JUGEMテーマ:車中泊・放浪・野宿
























comments

   
pagetop