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上山ノ巻

今日は山形県上山市で自然農法の中でも炭素循環農法と言う方法で農園を営む

『Farm 224』さんにお邪魔してきました。



『自然農法』とは、

不耕起(耕さない)

不除草(除草しない)

不施肥(肥料を与えない)

無農薬(農薬を使用しない)

を特徴とする農法。



『炭素循環農法』とは、

無農薬で肥料を使わない。

畑を耕すのは表面5センチほど。

そして、大量の炭素資材を畑に投入するという農法。

この方法は、従来、一部の篤農家で実践されてきた農法でしたが、その方法はそれぞれの農家さんの経験則みたいなもので、一般に広がることはなかった。

それを自然の視点から観察し、誰でも実践できる理論的な農法としてまとめたものが『炭素循環農法』です。

作物の生育に必要不可欠な土の中にいる微生物。

この微生物たちのエサとなる炭素を大量に入れることで、微生物にとって居心地のイイ環境を作ることが出来て、作物に直接与える『肥料』の必要がなく、健康的に育つという農法。



今回、話を伺ったのは、炭素循環農法歴7年の『Farm 224』の代表『堀野 和弘』さん。

堀野さんは38年の社会人経験を経て、定年後に農業を始められました。



田んぼは約80a。畑は約15a。山菜畑は約30aをお一人で切り盛りされています。





堀野さんは「自然農法とは、本来、安全な食べ物をリーズナブルに売るのが目的なので、私は無農薬やオーガニックをうたわずに直売所やスーパーに普通に卸しています。」と言う信念をお持ちでした。

事実、堀野さんの畑では、パプリカの硝酸態は韓国産のパプリカの半分以下だという。

スーパーなどで売られているパプリカの多くは韓国産です。

『硝酸態』とは、多くの肥料を与えて栽培した野菜には、その分多くの硝酸態窒素が含まれる仕組みで、

人体に直接的に危害はないものの、体内で動物性のタンパク質と結合することで発ガン性物質に変わるもの。

自然農家は農薬の他に、化学肥料による栄養過多で発生する硝酸態の危険性を懸念しています。

堀野さんの畑にあるピーマンをその場で食べさせてもらうと、エグミもなく、ピーマン独特の苦味もありませんでした。



話の中でも面白かったのが、山形大学農学部出身の『荒生』さんと言う方が、

学術的に発見されたこと。

実は田んぼの除草は機械でやるより人の手でやる方が収量が上がると言う話。

人が畑に入る事で、酸素が拡散され、光合成細菌が爆発的に増えることが解ったそうです。

除草をすることも大切だけど、人が田んぼに入ることが田んぼにとっても重要な意味を持つんですね。



江戸時代には、畑仕事が出来ない赤ん坊でも、よく田んぼで歩かせろと言っていたんだそうです。

この発見を元に荒生さんは論文をまとめ、博士号を修得されたそうです。

自然な栽培方法は、安全なだけでなく、作物にとっても、人との合理的な付き合い方。

ということなんでしょうね^ ^







ヒロフミ






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