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〜仕事を哲学する〜加茂二ノ段

今回も同じく加茂町で、自然栽培の野菜・米を生産している『Red Rice自然農園』さんにお邪魔してきました。

Red Rice自然農園は京都府中小企業「知恵の経営」実践モデル認証企業にも選ばれている農園。
脱サラして始めた農業。
勤続15年、飛行機や自動車の製造業を辞め、安定した収入生活から畑違いの農業を志す理由とは。

お話をうかがったのはRed Rice自然農園代表『赤穂 達郎(あこうたつお)』さんと奥様の『海佳(みか)』さん。
ベジタブルジャーニー92件目の農家さんです。



今までの仕事を辞めてまで農業をやろうと思ったキッカケとは。

『なんで働くんやろ?』と思ったんです。
よくお金の為とか、家族の為とはよくありがちですけど、逆説で家族が居なかったら働かないのか、お金が貰えなかったら働かないのかって自分に問いたんですよ。
僕は違うなと思ったんです。
ホンマにやらなあかん事やったらお金貰わなくても僕はやるなと。
って事はなんの為に働いてるんだろうって凄く考えたわけですね。
そこでとある結論に達したのが『人の役に立つ為』
要は、今使ってる機械なり洋服なりは自分では作ってはらへんでしょ?
デジタル一眼レフを作れって言われたら、多分100年あげるから作りって言われたらむっちゃ頑張って研究して出来るかもしれないけど。
電気も原油を誰かが掘りに行って燃料にして電気起こして、それを僕らが使えてるわけじゃないですか。
つまり、ものすごく色んな人のおかげで今の自分の生活が出来てるんですよね。
そう考えると僕も何かの1つの役割りを果たすことが『仕事』なんだろうなと思ったわけです。
衣・食・住というのは人間の根幹なんですよね、その3つって最終的にはどうしても必要なものだと思うんですよ。
なんか僕そういう本質的なものが好きで、そういう事に関わりたいなと。
その中でも食べ物ってどんな職業の人でも、どんな偉い人でもみんな食べてるんですよね。
とある本によると、太陽の光を浴びるだけで生きていける人が世界に何人か居るみたいですけども!(笑)
でも大体の人はそんなことしたら死にますわ。
そう考えると食べ物ってめっちゃ大事やなっていうところで農業をやりたいと思ったんですよ。



ちょうどそんな頃に子供もできて、嫁さんも食の事を考えるようになりだして、お互いに農業がえぇなみたいな中で、サラリーマンを続けてて。
それがちょうど31歳ぐらいの時かな。
ちょっとずつ農業を勉強していこうと思って調べてるうちに自然農とかにぶち当たったわけですよ。
たまたま近くでそういう食べ物を作ってる人が居て、見に行く機会があって食べさせて貰ったらめっちゃ美味しいわけですよ「なんじゃこりゃ、野菜てこんなんやった?」みたいな。
買いたいねんけどみたいなね、ところが売ってないんですよ。
そういう野菜ってどっちか言うと自給自足的に作られてるのが多くて、スーパーに行ったら買えるもんでもない。
ちょっとお手伝いしたらお礼で貰えるみたいな感じのやりとりで。
要はそういう野菜が売ってないし手軽に手に入らない「コレや!」と思ったんです。

そんでやり始めてやっと解ったんですけど、量が出来ないんですよね。
最初は色々な堅いこと想ってたんですけど、これは全員に届けることは無理やなと。
世界中が全部コレやったらえぇなとも思わんくなってね、僕はコレが欲しいねんって人の為に役に立とうと。
だから「コレええ食べ物やから食べや」みたいなのはあかんなと思ったんですよ。







これは1つのポリシーで、2人では2人分しか出来ないですよね。 結局自分が生産から加工、販売までやったら2人では2人でできる分しか届けられへんのです。うち個人で野菜セットでやっても、1回で10人が限界ですわ。
僕はひろく広めたいんでそこは『協働』したいんです。
つまり、僕は作る人、僕が運んだらその時間取られるんですよ、だから運ぶのはプロフェッショナルにお任せして、運んだ後に売るのはまたプロフェッショナルにお任せすると10倍にも20倍にも出来るんですよ。
そうやって世の中は役割り分担して成り立ってると思うので、さっきの話じゃないけど僕も電気起こせって言われたら1万年くらいあったら出来ますよ。
だけど、1万年も生きてられへんし仮に1万年経っても電気が起こせた『だけ』やからね。
それを今の世の中はこのたった一瞬で出来ている。
それぞれが役割を担って働き、その分野のエキスパートになっているからそれを活用して自分たちもどんどん進歩出来るわけですよ。
だから何でも自分でやろうとは思ってないです。
僕たちはしっかり作る事が役目だと思ってます。







Red Rice自然農園のこだわり。

今まで話したのがこだわりかも知れないですけどね。
要は顧客ニーズですわ。
そこです判断基準は。
自分たちの考えを押し付けるんじゃなくってお客さんの声を聞いてみようと。
今はこの自然栽培が自分たちにとって1番よい選択と思ってます。
お客さんも欲しいと言ってくださる方々がいるので。
でも、ずっとやってて自然栽培がもしかしたら凄くアカんもので、お客さんも要らんとなったら立ち止まりますね。
そして何でなのか調べて改善します。
「いやいや、これは間違いないんだ」ってそのまま続ける事はないと思います。
僕の好きな言葉にダーウィンの進化論で『強い者が生き残るんじゃない、その環境に適応した者が生き残るんだ』っていうあの言葉が好きでね。
今は必要やから作っててお客さんのニーズもあるから、やらなあかん僕の仕事やと思ってるんですけど、何か状況が変わったらまた考えるでしょうね。

でもまぁ、究極やと思いますけどね^ ^





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