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〜疑う人だけが観える真実〜野洲ノ巻

ベジタブルジャーニー21県目の滋賀県に入りました!
滋賀県は近畿地方北東部の内陸県。
地図で見ると県内の大半を琵琶湖が占めてるようにも思えるが実際には最も面積を占めるのは山林(総面積の約半分)であり、琵琶湖が占める面積は総面積の6分の1程度。

向かったのは滋賀県の南部に位置する野洲市。
江戸時代の終わり、西暦1800年はじめの享和(きょうわ)時代から続く稲作農家の『中道農園』さんにお邪魔してきました。





中道農園では慣行栽培(酒米)16町歩、JAS認証を取ってる有機栽培18町歩、自然栽培を2町歩の合計36町歩という広大な面積を切り盛りされていています。



お話をうかがったのは中道農園代表『中道 唯幸(なかみちただゆき)』さん。
時代に合わせ販売方法としてIT企業の勉強会に参加したり、僕らの取材中にもメモをとったりと、相手の年齢や役職だけで判断せずに常に勉強姿勢を欠かさない姿が印象的でした。
人間はいくつになっても勉強、といわんばかりの吸収力の高い方。
ベジタブルジャーニー90件目の農家さんです^ ^



自然栽培っていうのかな?
僕の場合は具体的に無肥料・無農薬栽培っていうのが1番古いので11年目の田んぼがあるんやけど、それがもの凄く良い成績なんですよ。
7表採れて、お米の品質は完璧、稲も誰が見ても良い稲なんですよ。
プロが見ても素人がみても解るほどに。
濁りがなく、下の葉っぱも元気なまんま。
栄養分析にかけても有機より更に上なんですよね。
自然栽培はドコかから圧力を貰った、ドコかから大きなエネルギーの影響を貰ったではない世界。
ひょっとしたら遠回りなようで近回りなんかなって、その1つの現象が僕の田んぼで実際に起きてるから。



有機をやり始めるとだんだん土が肥えてきて、投入資材を減らさないといけなくなってくるんですよ。
僕15年前に、この先の有機栽培はもっともっと普及して来ると思ったから、品質の良い有機資材を確保するのに困る時代が来るだろうと思ってたんですよ。
そうすると肥料が少なくても効率よく出来るノウハウを勉強する必要もあるだろうな、じゃあ無肥料ってのは極端な事だけど勉強になるなと。
この先、田んぼに肥料を入れられなくなって来るのと、将来肥料が貴重になるだろうっていう2つがキッカケで無肥料栽培をやり始めたんだけど、やり始める時も本当に出来るのかな?と。
今までの感覚からするとあり得ないし、引き算すればいずれ栄養分は無くなる。
誰かが勝手に補充してくれるとは考え難いから正直初めは疑いで始めたんです。
始めて結果として、収穫量が2表ぐらいのレベルから、4年目に6表ぐらいまで戻って来て「アレ?やっぱりホンマなんや」と。
京都に【NPO法人無施肥・無農薬調査研究所】っていう所があって、親父もお世話になってた京都大学の教授の先生がやっぱり調査してるんですよ。
学術的根拠から理屈に合わないけど結果として成ってると。
土壌を計ったりすると、そこから収穫された量、内容が今までの農学ではありえないけど、事実としてあるからそこは解らないんだけれども、研究者としては矛盾した所が凄く楽しいみたいで。



僕としては肥料が無くてもこれだけの収穫物があると言う事は、お金で肥料が買えない所なんかには大きく貢献するし、有機肥料と言えども環境に負荷を掛けてるからそれを少なくしつつ。
結果として未来への扉の位置がこの方向にあるっていうのだけは解った。
ただ開けるのにまだまだ鍵はいっぱいあるけど。

僕は肥料は絶対必要、『絶対』と言う言葉を僕は付けて来ました。
生まれてきた以上は絶対死ぬ。これは明らかに『絶対』が付くんだけどそれと同じ意味で肥料は絶対必要やと思ってたんですよ。
だけど絶対じゃないって事が事実として目の前にあるんで「この世の全てを1回疑って周らんとあかんねんな」って。
例えば空気ってホンマに良いのかって話ぐらいから。
それくらい『当たり前』となってるものを全部疑わなあかんと。
それをあの田んぼの現象は僕の人生を大きく変えましたね。

中道農園のこだわりとは。

名前はどうでもいいんだけど、50年後も100年後もこの農園がずっと人のお役に立ってるかどうか。
誰かが継いで名前が変わったっていいんです、とにかく親父が作ってきた農園が20年後、50年後、100年後も世の中の役に立っている、それを実現するのに自然栽培の方が合理的だなと思ってるからそっちに進めたいなと思ってるけどね。
僕の理想ですね。
滋賀のココから名前はどんどん変わってるけど、あの農園役に立ってるよってなったらOK。





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