〜地球1つ分の生き方〜安曇野ニノ段

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    長野県で最後に向かったのは再び『安曇野市』。
    前に伺った、シャロムヒュッテの創業者でもある臼井氏の拠点、ドネーションで運営するゲストハウス『シャンティクティ』さんにお邪魔してきました。





    お話をうかがったのは、シャンティクティ代表『臼井 健二(うすい けんじ)』さん(69)。
    ベジタブルジャーニー136件目です^ ^



    シャンティクティとは?

    ここは標高680メートルぐらいのところにあって、ちょうど信州の真ん中あたり。
    森というのは生態系のとても豊かなところで、何もしないと全てが森になろうとする方向に向かいます。
    そして人間が色んな事をすると全てが砂漠になろうとする方向へ向かいます。
    ギリシャ、ローマ、四大文明は全部砂漠です。
    その中で、砂漠にならないような生き方をこれから思考していかなければいけない時代に僕らは来ているような気がするんですね。
    僕ら日本人の暮らしを世界中の人がすると、地球が2.5個必要なんです。
    アメリカ人の暮らしをすると地球が5個必要なんですよね。
    それは自然と第三国を犠牲にしながら成り立っている仕組みの中で、僕らは生きているわけで。
    ですから、あちこちで砂漠化が進み、餓えてる人がいるっていうのが今の現状です。
    そんな中で、地球1個で暮らすような生き方をこれからしていかないといけないと思うんですよね。
    2.5個の暮らしから1個の暮らし。
    僕らは「もっと便利に」「もっと沢山」「もっともっと」の『More More教』の信者です。
    そろそろMore More教から『足るを知る』(身分相応に満足することを知る)という、そんなところにシフトしていかなければいけない時代に今来ています。
    ずっと右肩上がりで来ているんだけども、もう右肩上がりは無理なんだよと、気が付いた世紀なんですよね。
    そろそろ降りていく生き方、地球1個で暮らす生き方をしていかなければいけない。
    それは農業もそうだし、物質的な事もそうだし、色んなことについて言える事だと思います。

    こちらを見ると、屋根に緑が乗っています。



    失われた『緑』を復元しようと、そんな生き方と、断熱効果を高めようなんていう生き方なんですね。



    この漆喰が塗ってある入り口なんだけども、その中には土が塗られてまして、その中には童話「3匹の子豚」の中で、1番評価の低かった物(藁)で出来ています。
    藁は1番評価が低いわけです。
    でもその藁に土が重なり、そして漆喰を塗らう事によって、藁には無い特徴が生まれるんですね。
    その『繋がり』が大事だよ、という入り口の玄関なんです。



    分断して競争させて、そこにマーケットを置くというのが資本主義の生き方です。
    だから細分化すればするほど効率が良くなります。
    でも人間って『多様』に出来ているんですぐに嫌になっちゃう。
    違う事してみたいなぁ、あれもこれもしてみたいなぁってなるのが普通人間なんです。
    ですからもう少し多様に僕らが生きれる、そんな生き方をしていかないといけないと思うんですよね。
    分断して競争させる資本主義の生き方から、『融合して1つになる』ような生き方。
    そんな生き方を思考しなければいけないですね。
    その話を例えて言うならば、屋根の瓦を20世紀は『縦』に重ねた時代なんです。
    1番高いのが良い、クラスで1番、会社で1番、世界で1番、どれも1番が凄く評価されるんですね。
    でもその屋根の瓦には1人しか憩えないんです。
    他は全て雨に濡れる敗者なんですね。
    屋根の瓦は縦に重ねるんではなく、『横』に重ねて面というUnity(繋がり)を作る事が本当はとても大事です。
    そうすると、沢山の人が屋根の下で憩うことが出来るんですね。
    いま社会は、縦型から横型に変わろうとしています。
    ダーウィンの弱肉強食のピラミッドの世界から、今西 錦司さんのように弱者も住めるという『棲み分け論』の時代。
    ビルゲイツに代表されるアメリカンドリームの生き方、全てのソース(情報)をひた隠しにし、それをお金に替えるという生き方から、全てのソースを解放して、それを全て使ってもらうという、いわゆるリナックスの考え方に、いま社会は変わりつつあります。
    そして使ってもらう事が自分達の喜び、色んなものを分かち合うというね。
    自然界は全てそうなっています。
    抱え込むのは人間界だけです。
    今までが『分けた』時代、これから『合う』時代。
    分けて、合う、『分かち合う』という完成の時代を迎えております。
    だからこれからは面白い時代です。
    日本という国は富士山に代表される象徴は『富士(不二)』です。
    富士というのは二つにあらずと書いて不二なんです、1つだよとそんな意味合いです。 『日本』という国は『大きく和する国』。
    大きく和する国、それが日本、『大和』という国ですね。
    そんな意味で、家なんかも畑だとか、建物だとか、台所だとか分けていたものを、みんな小さくまとめて、小さな暮らしの中で、『無駄のない生き方』をしていこうというのが、ここシャンティクティの最終な目標です。
    「One earth One Love」1つの地球で生きていこうというね。
    それは無駄を廃した関連性を切るインプット、アウトプットが一直線ではなくて、循環するような暮らし。
    インプット、アウトプットが周り巡り、そして余剰物をみんなで分かち合うというそんな暮らしをこれからして生きたいなぁって事で今ここをやっています。

    ここは形ある物は売らず、宿泊という形で『意識』を伝えるという生き方だから、腐るものは一切ない。
    作物も自分のところで種を蒔いて育てて、そこで食べる物を商品にしようっていうんじゃなく、それを加工して、安全な物を安心して食べて貰うという、そういう意味では色んな物が分断して競争する生き方から、融合して1つになるという、そういうのを『宿』という形を通じてお伝えする場ですね。



    食べれる庭・パーマカルチャーについて。

    1970年代、オーストラリアでは大開発が進んだんですね。
    森が切り開かれて牧場や農場が出来て、反対運動があちこちで起こります。
    でも反対運動っていうのは対立を生むだけで何も解決しないんですね。
    反対運動よりも、心地良い暮らしを提言しようとして生まれたのが『パーマカルチャー』という考え方です。
    permanent=持続可能な agriculture=農業。
    持続可能な農的暮らしのデザインとして体系付けられました。
    今ではそんなパーマカルチャーの暮らしに則って暮らしていこうという人が日本でもかなり増えてきましたけれども、何となくパーマカルチャーっていうと横文字で外国の考えのように思いがちですけど、ルーツはアジアにあるんですね。



    1900年代、アメリカは大開発が進んで、巨大な牧場で化学肥料や農薬を使用する農場が多かった中で、どうしても土砂流出や暴風で土が飛ばされたり、どうしよもなく持続可能では無いという事を、土壌学者のキングという人が感じていたんですね。
    世界でもっと持続可能な農業をやっている所はないかという事で、世界を旅するわけです。
    そして出会ったのがアジアなんですね。
    アジア4000年の歴史パーマネントアグリカルチャーという本を書きます。
    1900年代の初頭です。
    それをもう少し解りやすくまとめてデザイン化したのが、ビル・モリソンとデビット・ホルムグレンというオーストラリアの人達なんですね。
    それでパーマカルチャーという本が生まれた。
    ですからルーツはアジアにあります、そして日本の里山文化でもあります。
    ビル・モリソンは「日本のみなさん、パーマカルチャーを通じて日本の文化を再認識してください」と言っているぐらいです。
    もう少し僕らはパーマカルチャーを通じて、この里山の文化を見直してみる必要があるのかなという気がしています。



    人間はあぁした方が良い、こうした方が良いと、より複雑にして来ています。
    『耕す』という行為もそうなんですね。
    耕せば耕すほど、良く出来ます。
    でもそれは一時的なんです。
    自然界に耕す行為はないです。
    むしろ、これもしなくて良かったんではないか、あれもしなくて良かったんではないか、という逆の方向性をこれから思考していく時代に来ています。
    自然界は耕さないと有機質がそこにちゃんと有りまして、根が縦横無尽に生えて、根穴構造というものを作ります。
    その根穴構造が、微生物、小動物によって分解されて腐蝕というものが生まれるんですね。
    腐蝕はマイナスの電気を生み、土の栄養素がくっ付いて来る。
    ですから、耕さなければ耕さないほど大地は、より豊潤に豊かになっていきます。
    そこに微生物、小動物、ミミズなんかも住める環境も生まれる。
    それを耕してしまうと、有機質はあっという間に分解されるんだけども、微生物、小動物の生きられない世界がうまれる。
    団地にブルトーザーで突っ込んで来るようなものですね。
    ですから土手だとか森も耕しません。
    それが本来の自然の姿です。
    それをもう少し見直してみよう、というのが『自然農法』の考え方です。



    究極なのが「わら一本の革命」を書いた福岡正信さん。
    これはまさに『神の農法』です。
    神の農法なので、なかなか人間はついていけませんけども、もう少し人間界に降りて来ると、自然農の川口由一という人がいます。
    さらにもう少し降りて来ると、岡田茂吉という人がいます。
    ヨーロッパの三圃式農業のような、そんな生き方で「良い人をつくるには、良い土地がなければいけない」「良い土地を作るには、良い食べ物がなくてはいけない」というような形でやってます。
    炭素循環農法だとか、あるいは森林農法だとか、色んな農法が日本から生まれてて、世界に誇れる農業を持っているのが日本です。









    シャンティクティはどんな農法で作物を?

    川口由一さんの自然農をベースにはしてるけど、でもそれだけではないし。
    福岡正信さんの考えもあるし、岡田茂吉さんの考えも、炭素循環農法の考えも、森林農法的な考えもあるし、最終的にはそれらを全て融合するようなパーマカルチャー的な生き方でもあるのでね。
    農法っていうのは分ける事で分別だから、思考としてはそれらを融合していこう、1つになろうという梵我一如(ぼんがいちにょ)というそんなところに僕自身は来てるから、本当は名前がない方が良いんじゃないかなぁと思いつつ、まぁぐうたら農法だね(笑)







    シャンティクティは臼井さんにとって理想郷に近い形で作れてるんですか?

    理想郷でもないけどさ。
    だって私と女房が居れば、男と女で上手く行かないしさぁ(笑)
    上手くいかないから努力をする、その『プロセス』が大事で。
    それが要するに生きてるってことだから、全てが理想郷が良いとは僕は思わないし、100点を目指して60点で良しとすべし、トータルで150点とあれっていうそんな気持ちでいるんだよね。



    臼井さんの今に至るまでの人生とは?

    長野県穂高町で生まれて、大学卒業して商社に1年半ぐらい勤めたかな。
    でも都会の暮らし、自分で作り出していない物を販売して、伝票を右から左に動かすだけでお金になるっていう事にも違和感を感じてね。
    それで山小屋で5年間くらい暮らしてて。
    人気のない山小屋で、穂高町でやってる山小屋だから、まぁ山に行くなんてのはだいたい問題児が行くんだよね(笑)
    でも僕は山が好きで、旅も好きだったから山小屋を希望して入れて貰ったんだけども。
    最初3500人ぐらいの山小屋が、毎年1000人ぐらいづつ宿泊人数が増えて、最後には6500人ぐらいになったかな。
    いつも来た人に、まずお茶を出して。
    山小屋ですぐお茶が出るなんて所はないわけでね、それだけでみんな心がほんわかとするわけだよね。
    後の運営はそれだけでとても上手くいくような感じでね。
    夜、みんなで集まって、スライドを交えながら明日のコース、天気の事、注意点なんかも話ながら、人生を語り、旅を語り、山を語り、そんな事を山小屋でしていてね。
    一緒に写真を撮って、それを年賀状で全部出していた。
    そうするとね、年間3000〜4000枚年賀状を送るでしょ、返事はね9割9分来るんだよね。
    穂高町の町長よりも私のところに来る年賀状の方が多くて。
    まぁ5年間くらい山小屋で小屋番していたんだけど、自分の想い描いた宿をやりたいなって事でシャロムヒュッテを造ったんだよね。
    大工1人に馬鹿8人っていって、大工さん1人に手が8人ぐらい居るとね、大工さんは大工として働ける。
    そんな経緯で3年くらい掛かってシャロムを作ったんだけども。
    お金も無く、みんなから5万円ずつ出して貰って2500万円くらい集めたのかな。
    それを資金に、あと自己資金と銀行の借り入れで、妥協せずに割としっかりした建物が出来たんだけどもね。
    それでシャロムを20年ぐらいやってたんだけども、なんとなく都会人相手だけで、地元の人との繋がりがないから、じゃあレストランと喫茶をやろうかってオーガニックのレストランと喫茶を2000年に始めたんだよね。
    で、しばらくやっていたんだけど、私自身はある程度いろんなものが形になったし、後は若い連中に任せてやれば良いかなってことでね。
    で、今に至ってます。





    シャンティクティの歴史としてはいつ頃から?

    12年前(2006年〜)からこっちに移ってるね。
    私はシャロムに関わりは持ちつついたんだけど、7年ぐらいシャロムは若い連中が運営をやっていて、完全に離れたのが今年からだから、ようやく肩の荷もおりて。

    シャロムヒュッテの「シャロム」はヘブライ語って事でしたけど。

    ヘブライ語で「平安がありますように」って意味でね。
    最終的に人間の求めているところはきっとそこだと思うの。
    でも、そこにみんな行き着けない。
    行き着けないから、良いんだよ。
    それを目標に、神の世界を目指すのであって。
    陰と陽がある、それが相対界という僕らの世界であって、だからお互い補い、活かし合う事ができる。
    最終的には神の世界には行き着く事は出来ないわけ。
    でも、それを目指して『プロセスを生きる』という事がとても大事な事だと思うけどね。

    最終的には、人間の目標は幸せに生きる事であると思う。
    ジョンレノンなんかは、国が無い、あなたと私の分別がないという事を想像してごらんって歌うわけだよね。
    それは決して難しいことではない。
    個別の宗教も殺し合うって事も必要ない。
    全ての人達が平和に暮らしてるという事を想像しよう。
    でもそれは夢かもしれない。
    でもその夢を見ている仲間が居るんだ、さぁ手を取り合いながらEarth one1つになろう。
    それが仏教でいうところの梵我一如(ぼんがいちにょ)という事でもあるし、2つに別れたものが1つになる、それが神の世界。
    ガンジーは銃を突きつけられ、奴隷になるか、武器を持って闘うかって時に、その両者も選ばない、第三の道を選ぶ。
    それが無抵抗不服従。
    福岡正信は、東洋だ、西洋だ、ではなくて、第三の道、それが神の道。
    キング牧師も同じ、黒人の子供達も白人の子供達も、同じ教室で学べるように。
    イスラムの詩人ルーミーは、現悪を超えた草原で逢いたいと歌います。
    だから1つになるという事は素晴らしい事で、男と女が抱き合う事は最高の事なんだよ。
    全てを忘れて裸でいれるっていうのは素晴らしい世界でさ。
    結果ではなく『プロセス』が大事。
    執着をしない、そして今、ここを生きる。
    過去や未来を煩うんではなくてね。



    最後に、臼井さんのこだわりとは。

    こだわりは無い。
    こだわって、こだわって、捉われなくなった時に初めて幸せがやってくると、僕は思う。
    若いうちはこだわりばっかりだったよ僕は。
    だからみんなに生きにくいって言われたとは思うんだけど、でもそれは「真・善・美」そして世の中が成り立つわけ。
    それがちょっとズレるだけでバランスが崩れるしね。
    だから、最終的にはこだわって、こだわって、捉われなくなる。
    それが良いんじゃないかなぁっと思いつつ、なかなかこだわりも捨てられず、生きてるわけ(笑)









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    〜農業はアート〜千曲ノ巻

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      次に向かったのは、長野県北部に位置する『千曲市(ちくまし)』。
      養蜂で集めた純粋蜂蜜に自家焙煎珈琲、自然野菜直売所兼カフェ『ひふみや』を経営しつつ、西洋野菜を中心に無肥料無農薬栽培を貫ぬく『ずくなし農園』さんにお邪魔してきました。











      お話をうかがったのは、veggies&honey cafe ひふみや、ずくなし農園代表『中村 真仁(なかむら しんじ)』さん(44)。
      ベジタブルジャーニー135件目の農家さんです^ ^



      セルフビルド的に建てられたカフェは2018年3月21日に仮オープン。
      現在はドリンクを中心に、今後は自家製野菜を使ったランチなども提供していく予定だ。









      生い立ちから現在までの流れとは?

      もともとは大分県の佐伯市っていう港町に生まれて、高校生までは地元で。
      あんまり勉強もしなかったし、ちょっとはみ出しそうな人生を送りそうな時もあったんですけど(笑)
      スケボーをやってたので、東京に憧れて。
      就職するなら東京と思ってたけど、就職先が2つしか無くて、それでも行きたかったから1つ選び、3年そこで頑張って、その後スケボーやってた事もあってスノーボードにハマって。
      北海道へ行ったりニュージーランド行ったり。
      そこで知り合った日本人の友達に、長野で仕事があるよって事で長野県に来たのがこっちへ来たキッカケですね。
      北海道へ行った時もbarとか、ニュージーランドへ行く時もレストランで働いたり、飲食業界は好きだったので高校の時からずっとバイトとかもしてて。
      いつかそういう仕事もやりたいと思っていて。
      オリンピック(長野)の時に30歳近くなって、そろそろ周りも進退を決め始める時期に来ていたので、僕もどうするか考えた時に、もうちょっとスノーボードやりたいなと思って仕事やりながらスノーボードが出来る環境を探した時に、長野市で住み込みのバイトがあって。
      それは普通の工場だったんですけど、しばらくしてその会社が潰れたりして、再び人生を見つめ直す時期が来て、住み込みだったから家も無くなったんでね。
      それで、たまたま古民家が不動産に出てそこを借りたんですよ。
      そしたら大家さんがリンゴ農家で、畑も付いてて「リンゴやらねぇか?」みたいな感じで畑を教えて貰ったりしてて。
      なんか農業イイなって。

      もともとスノーボードも自然のフィールドでやるスポーツなのでそういう事も好きだったのもあったと思うんですけどね。
      その頃にちょうどアフリカの楽器(ジャンベ)にハマって。
      それでアフリカへ行ったりして。
      発展途上国だったので色々と環境に対して日本との違いを見せつけられてね。。。



      そういう事もあって、農業(現代農法)に対しても疑問が出てきて。
      リンゴとかは特に農薬バンバン使うし。
      せっかくやるんだったら無農薬で、環境に負荷の無い農業をやっていかないと、行き着く先が危険だなと思って。
      もともと飲食業をやりたいって気持ちもあったので、その問題解決をしつつ飲食業をできないかなって。
      それで最初にカフェを始めたんですよね。
      内容もオーガニックで、東京のカフェスローっていう環境NGOがやっているところと提携したりして、面白い人達が来て、地元の人や何か面白い事やっている団体の人と交われる場所を長野市で作って。

      それを4年間やってたんですけど、東日本大震災があって、また考えるところがあって。
      ちょうど嫁さんと結婚式を挙げるところだったので、震災をキッカケに自分達のライフスタイルも考えて、農業をやりたいのにいつまで経っても街の中でカフェをやってても農業は出来ないので、これは考え直さないとなって思って。
      嫁さんの実家が千曲市で、こういう風景を見た時に「あぁ、ここでやれば良いんだ」って思って。
      それで長野市でやっていたカフェを辞めて、今度は農業をやり始めて。
      いつかまたカフェをやりたいなっていうのがあったので、今また始めたところですね。
      農業をやりながらカフェも経営するという新たなチャレンジです。





      農業研修はどこかでされたんですか?

      僕ね、結局行かなかったんですよ。
      カフェでオーガニックを扱っていた事もあって、オーガニック農家さんとのお付き合いが多かったから、逆にそれが良かったんですよね。
      色んな人の、色んな農法の話を聞いて、あんまりこだわりを持たなかったので。

      農園名の『ずくなし』とは?

      ずくなしって長野の方言で『怠け者』って意味で。
      忙しい世の中とか、農薬を使って効率を図るようなところから脱却するっていう意味があって。
      怠けて楽をしようという意味ではなくてね(笑)
      長野の方言的には、悪いイメージがあるんだけど、逆にマイナスをプラスに変える反骨心もあるんですよね。



      ずくなし農園のこだわりって何かありますか?

      基本的には肥料を入れない無肥料。
      無肥料って言葉もあんまり好きじゃないんですけど、人が何かをやるとあんまり良い事にはならないっていう。
      なるべく手を掛けない方がより良い物が出来る。
      人が出来る事って限られているし、逆に人がやればやるほど社会もそうですけど、おかしな方向に行くというか、自然から学ぶ事ってすごくあると思うし。
      それを尊敬するというか、感謝しつつ、出来る限りの事をするってところですかね。
      最近やってて思うのは、何かに縛られて生きるんじゃなく、農業も自由に自分で作り出す事ができる、『アートと一緒』だなと思ってやっていますね。





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      〜自分に還る場所〜安曇野ノ巻

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        次に向かったのは、長野県中部に位置する『安曇野市』。
        北アルプスの山麓、信州安曇野の森の中に建つセルフビルドの宿とレストラン。
        自然農の畑で自給自足と農的暮らしを営む『舎爐夢(しゃろむ)ヒュッテ』さんにお邪魔してきました。



        シャロムヒュッテは今年で創業39周年。
        今シーズンより先代の臼井健二氏より経営を引き継ぎ、新しいチームとしての再出発となります。



        お話をうかがったのは、右から「安曇野パーマカルチャー塾」の運営メンバーの1人として活動もしている、シャロムヒュッテ共同代表『村上 毅(むらかみ たけし)』さん(43)。
        同じくヨガや瞑想を専門とするシャロムヒュッテ共同代表『山崎 大(やまざき だい)』さん(34)。
        シャロムヒュッテ農部門『小林 浩子(こばやし ひろこ)』さん(35)。
        ベジタブルジャーニー134件目です^ ^



        シャロムヒュッテとはいったいどんな所なんですか?

        (村上さん)
        シャロムヒュッテは作られてから来年で40周年なんですけども、『臼井 健二』さんという方が創業者で、彼は隣町に『シャンティクティ』という拠点があるんですね。
        39年前の創業当時、臼井さんはここを全てセルフビルドで作ったんです。
        廃材を使ったり、天然の自然に還る物をベースとして、1人の大工と8人、自分達で全部作った場所なんですね。
        39年の間には、最初ペンションとして経営していたんですけど、途中から『パーマカルチャー』という考え方を取り入れて、いわゆる循環型の農的な生活をここで体現していくという形で、自分達もそういう生活をしつつ、ここに来られた方もそういう生活を体験できるような場としてずっとやってきたんですね。









        今シーズンからちょうど、先代の臼井から引き継ぎをして、僕と山崎の2人の共同経営でここを運営していく事になりまして。
        基本的なこれまでの考え方とかスタンスは残しつつも、また新たに色々な取り組みをしていく形に。
        山崎は『ヨガや瞑想』、『断食合宿』とか『リトリート』など、そういう事を専門にやっているので、そういった面も取り入れつつ、新たな展開をこれからしていこうかなというところで。
        ここでの食料に関しては、畑があるので、そこで彼女(小林さん)が中心になって自給しているような形をとっている『お宿』ではありますよね。



        実は去年まで先代の臼井さんは、『お金のいらない世界』みたいなものを目指して活動してきたところもあって、宿に泊まった食事代も全てドネーションで、お金を取らずに、食べた人が好きなだけ置いていくっていうスタイルをとっていたり。
        昔「バザール」っていう雑貨店をやっていたんですよね、いわゆる0円のショップ。
        ギフト雑貨店って言ってましたけど、自分が使わないけどもまだ使える物、ゴミにするんではなくて誰かの為にと持ってきた物を、次の人がまた物を持って来て何かと交換する、そういう活動をしていました。
        ただ、やっぱりある程度利益も出ていかないと経営的な視点で、ここに働いてる人達が生活出来なくなってしまうこともあって。
        お金のいらない世界とはいえ、まだお金で動いている世界でもあるので、そんなにバンバン儲けるとかではなく、やっぱりスタッフが気持ちよく生活出来るくらいのベーシックインカム(最低限の所得保障)がないと、成り立っていかない部分があって。
        今年から軌道修正でちゃんとした対価は戴いて、しっかりしたサービスを提供しようという考え方でやろうとは思っているんですね。



        シャロムヒュッテで育てている作物はどんな農法ですか?

        (小林さん)
        今は5種類の農法をやっていて、川口由一さんの『自然農』を参考にしている所と、福岡正信さんの『自然農法』を参考にしている所、MOAの岡田茂吉さんの『自然農法』を参考にしている所と、『炭素循環農法』と、『森林農法』っていうアマゾンの先住民の方々のやり方を参考にしている、5種類のやり方でやっています。



        共通しているカテゴリーとしては、無農薬・無化学肥料だと思うんですけど、肥料はどういった物を入れてるんですか?

        基本的には肥料は入れていないんですけど、ナスとか肥料が必要なところは米ぬかを上から撒いたりするぐらいですね。
        動物性の肥料は使いませんね。
        (村上さん)
        農法って、すごく枠にはめたがりますよね。
        有機栽培なら、自然農なら、このやり方じゃなきゃいけないとか。
        そういう事にとらわれてる人が多いような気がするんですよね。
        ある意味、そういう枠を取っ払って農業は進めていく方がやっている方も自由で楽しいし、こだわりはそれぞれ自分の中であれば良いと思うので。
        そういう(枠に囚われない)畑になっていってくれたら良いなぁと思うし、おそらく彼女はそれが出来る人だと思うので、あまり圃場の『これ』にこだわらないでやれたら良いかなと思いますね。
        結局、名前(農法)つけるのは世間なので、そこがもっと自由になれたら良いんじゃないかなと思ってます。












        ※写真は5種類の畑

        今後のシャロムヒュッテはどんな方向に?

        (村上さん)
        『自分が自分に還れる場所』みたいなものをコンセプトにやってますので、それを実現できるような活動であれば色んなツールがあると思うんです。
        例えば、畑での農業体験もそうでしょうし、ここでオーガニックな食べ物を食べる事も、ヨガや瞑想も1つの方法として。
        今は時代の過渡期にあって、色んな物事が変化していくタイミングだと思うんですよね。
        そこで今までの既成の価値観というか、食べ物や働き方、生活の仕方であったり、『価値観に振れ幅』をつけられるような場所でありたいというのがあって。
        そのレベルを目指していきたいところがあります。
        まずは、宿業としてお客様をお迎えしていますけど、ここで暮らしているスタッフが幸せに生き生きと輝いていけるような場所作りっていうのをこの数年で基盤作りをした上で、そこから外に広げていく必要があるかなと思っていますね。
        仕事の関わり方も、ここは会社としてありますけど、みんな社員じゃないんですよ。
        ある意味1人のフリーランスとして関わってもらっているような形でいるんですよね。
        『業務』として業務規定があって、この範囲でお仕事して下さいっていうやり方でここは機能していないので、1人1人が考えて、そのチームの中でどう機能していけるかを模索するような場になっていくのかなっていうのはありますかね。



        シャロムヒュッテのこだわりとは。

        (山崎さん)
        ここに来ている人間は1人1人がこだわっている人間が来ました。
        いきなりここを選ばないんですよ、新卒でシャロムに来たいんですみたいにはならないんですね。
        自分で何かしらの『道』に入り、社会からある意味、外れてきた人間です。
        ってことは、この社会においてそこから外れるという事は、よっぽど「自分はこうだ!」とか「こういう風になりたい」という想いがあるわけで、社会の常識に戻されないように『何かにこだわって』来たわけですよ。
        なので言ってしまえば、こだわった人間の集団です。

        こだわった者同士って難しいんですよ。
        「私はこう思う」とか「いや違うでしょ」みたいに。
        なので、その個のこだわりを自分で持ちながらも、『そのこだわりを崩していくところ』がこだわりですかね。
        作り上げたものを壊す、そして認め合うというか、お互いに尊重し合うというのが、こだわりと言えばこだわりかな。



        (村上さん)
        僕はないかな。
        こだわりって自分の中で既成概念を作るんですよね。
        その既成概念を作る事で自由が奪われるかなと。
        僕はやっぱり人間の根本にあるものって『自由意志』だと思うんですよ。
        それを奪い取ってしまうようなこだわりであれば、要らないなぁというのが僕の考えではあるんです。
        でも結果として、これがこだわりってみなさんが思うのであれば、それも自由なので良いと思うんですよね。
        ただ、あまり執着したくないというのがあるので、さっきの農法の話もそうですけど、そこに執着して自分達の自由意志が無くなってしまうっていうのが嫌なので、そういう意味ではここへはこだわりを持った人が沢山居るんだけども、そういうのを徐々に解(ほぐ)していける場所であっても良いなぁって思っています。





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        〜目的の為の手段〜伊那ノ巻

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          ベジタブルジャーニー40県目の長野県へ入りました^ ^
          海に面していない内陸県で、群馬県・埼玉県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・富山県・新潟県と8つの県と接し、日本で最も多くの都道府県と隣接する県でもあります。









          向かったのは長野県の南部に位置する『伊那市』。

          農薬・化学肥料はもちろん動物性肥料も使わず、自然農法・自然農・バイオダイナミック農法・炭素循環農法など、さまざまな農法を自分なりに学び、畑と相談しながら、必要な農法をブレンド。
          独自の農法を日々精進し、WWOOFで集まる世界中の人達と、喜びを分かち合いながら生活している『ORGANIC FARM 88』さんにお邪魔してました。
          お話をうかがったのは、ORGANIC FARM 88代表『林 亮(はやし りょう)』さん(35)。
          ベジタブルジャーニー133件目の農家さんです^ ^



          林さんの生い立ちから農家になるまで。

          僕は仙台生まれで、20歳ぐらいまで住宅地の中で悶々としていて。
          高校はエンジニア系で、専門学校も自動車整備へ行ってたんですけど、今ようやく解ったのが、当時から何か作る人になりたかったと思うんですよね。
          学校も自動車整備へ行ったけど、現実はコンピュータで管理しちゃってつまらないし、都会の暮らしっていうのに疑問が凄くあって。
          それもあって20歳ぐらいの時にカンボジアへ行ったんですよ。
          カンボジアでボランティアをして、一応首都に滞在していたんですけど向こうは何もないんですよ。
          冷蔵庫、テレビはもちろん、電化製品も何もない中でシンプルな暮らしをしていて。
          でも逆にそれは凄く心地良くて。
          人と人との関係も強くなるし、テレビもないのでみんなで話をしてたり、シンプルな暮らしの方が凄く楽しくて。
          ストリートチルドレンとか問題はたくさんあるけど、みんな貧乏だけど凄い楽しそうに暮らしてて。

          それから日本に帰って、成田に降りて電車に乗ったら、みんな下を向いてるんですよね日本人が。
          なんかそれが凄い異様で、どんよりしていて、凄くギャップを感じて。
          地元へ帰って何をしようかと思った時に、自給自足をしようと思ったんですよ。
          まぁ自給自足というか、とにかく働きたくないなと思って。
          朝から晩まで会社に行って、やりたくない事してっていうのが嫌だなと思ってて。
          それで、本屋さんで福岡正信さんの本を読んで。
          そしたら放っておけば出来るっていうから食費も掛からないじゃないですか、それはすげーなと思って自然農法しようって思って、暮らしもカンボジアの時みたいにシンプルにすれば、そんなにお金がなくても生きていけるかなと思って、最初は農業を体験しようとWWOOFをしたんですよ。
          WWOOFなら無料で仕事を教えてもらえるし、そういう暮らしも体験できるので。
          それで最初に来たのがこの町のフリースクールなんですよね。

          半自給自足というか、薪を使って、食べ物も米から野菜まで自分達で作るっていう生活をしてみて。
          やっぱりその暮らしは自分には馴染んで、今までの暮らしとは全然違うんですけど気持ちがいいし、楽しいし。
          その時に食べた野菜の味が凄く美味しくて。
          そこで初めて有機野菜っていうのを食べたんですけど、自分で育てて食べたものが美味しくて、凄く感動して。
          『農業』という有機農業に興味を持って。

          最初は農業やるぞって感じでもないんですけど、ただ何となく漠然と将来どうしようかなと思いながら、その時の興味のある事をやっていたら何故か今野菜を作って売るという生業になってるって感じですね。



          何で色々な国の中からカンボジアへ行ったんですか?

          最初は英語を勉強しようと思ってアイルランドへ留学しようと手配していたんですけど、題名忘れちゃったんですけど何かの映画を観て。
          それに感動して、やっぱり発展途上国に行こうと。
          何かお手伝い出来るかなと思って。
          たまたま受け入れてくれる所もあったんで行ったんですよね。

          たまたま本屋で福岡正信さんの本を読んだって事ですけど、本はよく読んでいたんですか?

          本は好きでしたね。
          20歳前後はめちゃくちゃ読んでいました。
          人生に1番悩んでいた時期だったのかな。
          今でも読むんですけど、あの時期は暇だったし1番読んでいましたね。
          僕ら夫婦は活字中毒なんですよ(笑)



          畑で動物性を使わない理由って何かあるんですか?

          動物性全てを否定しているわけじゃなくて、日本で動物性堆肥の良質な物を手に入れようと思うと難しいというのがあって。
          家畜の飼育環境が劣悪過ぎるので。
          僕、北海道にいる時に飼育の牛屋さん見に行かせてもらって、もう暗い所に閉じ込められてエサしか食べないみたいな光景を見て、本当に可哀想だなと思ったし、もちろんエサに抗生物質も入っているから糞で出てくるので、そういった物を使いたくないっていうのがあって。
          野菜を売る時に、これは動物性使ってます、これは使ってませんっていうのは僕も面倒だし買ってくれる人も分かりにくいと思ったので、それなら全部使わない方が分かりやすいので使っていないのと。
          あとは、野菜を育てるコンセプトとしていかに肥料に頼らず作るかっていうのもあります。
          だいたい野菜を作る方が言われるのが、野菜の出来が悪いと「肥料やれよ」ってそこだけなんですよ。
          でもそれはおかしいと思っていて、もっと色んな要因もあるだろうし、肥料っていう1番大きな思い込みを遮断する事で、もっと自分が考えられる範囲が広くなると思うんですよね。
          もっと違うアプローチでやり方変えたり、種が原因かとか、そういった意味でも動物性肥料は使わない事にしています。



          様々な農法をブレンドしているORGANIC FARM 88独自の88農法とは?

          基本は動物性肥料を使わないっていうのがあって、土地によって出来、不出来があるんですよ。
          その土地に合った作物があって、無い物ねだりではなくて在るもの探してっていうか、この土地でよく出来る物を作った方が無理に自分の作りたい物を作るよりも、その土地で作りやすい物を作る方がエネルギー面でも効率的だと思っていて。
          ここだとあんまり肥えてはないんですけどカブとか大根が美味しく出来る所で、そういう物は肥料使わなくても種を蒔くだけで本当に美味しい物が採れるんですよね。

          基本的に僕が大切にしている事が、『100年1000年後も、この地で同じように農業をし、この地で生きる人達が営める』っていうのが1番の目的。
          かつ、『健康的で美味しい野菜』を作るっていうのが目的なんですよ。

          農法はあくまで『手段』なんですよ。
          その目的の為に、どういう手段を取るかだと思うのであまり重要じゃないと言うか。
          今、1番力を入れているのがバイオダイナミック農法で。

          僕は北海道で農業研修もしていたんですけど、最近天候が落ち着かなくて農家としては大変やり辛いんですね。
          うちは9月が1番売り上げ高いんですけど、一昨年はそこに雨がずっと続いて本当に生命の危機を感じる出来事があって。
          逆に言うと太陽のおかげで、太陽がないと自分は生きていけないって感じて。
          どうしたらいいかって時に、バイオダイナミック的なアプローチでやろうと。
          そこから今はバイオダイナミックを取り入れつつ。
          面白いですよ。



          バイオダイナミックを取り入れて何か気付いた事とかありますか?

          種まきカレンダーっていうのがあって、いつもその話をするんですけど、研修中はトラウマでしかなくて(苦笑)
          雨が降ってても根の日だから人参を収穫したり、この日っていうのが決まっているから雨だろうが雪だろうがやるので、それが凄いシンドくてもうあれから10年くらい開けなかったんですけど。

          3日間、ズッキーニの種を蒔いたんですよ。
          ズッキーニの種ってカボチャみたいに大きいのでほぼ100%近く発芽するんですね。
          3日間、晴れる日があったので同じ条件、同じ時間で蒔いたんですけど、2日目の種だけ全然生え方が違って発芽してこないんですよ。
          生えて来ても生気がなくておかしくて。
          1日目と3日目のはちゃんと生えてるのに「なんでだろうなぁ」って考えて、「これ種まきカレンダーかな」と思って急いでカレンダー見たらその日だけブラックデイで。
          バイオダイナミック自体も目に見えないからあんまり信じていなかったし、疑っていたんですけど、その経験から必ず守らなきゃいけないなって物になって。
          リスク分散の為にも、何か指標があるのはありがたいですよね。



          ORGANIC FARM 88のこだわりって何かありますか?

          特にないですね。
          無農薬・無化学肥料だとあまりよく思われない時もあって。
          無農薬・無化学肥料っていうのが前に出ちゃって、それが目的みたいにとらわれがちなんですけど、僕は別に無農薬・無化学肥料をやりたいわけではなくて、さっき話した目的があって、その為にどういった事をすれば良いかってなった時に、農薬とか化学肥料が無い方が色んな良い事があるって、単純にそれだけなんですよ。
          今のやり方が色んな面で効率が良いので、それがこだわりって言ったらこだわりなんですかね。





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