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〜種が与えた影響〜再び豊田ノ巻

福井県から愛知県に再び舞い戻ってまいりました!
以前の愛知編でスケジュールが合わず、お会い出来なかったので今回はリトライという形でお話を伺いに。

愛知県豊田市で農を営む自然栽培百姓『遠藤 翼』さんにお話を伺いました。

ベジタブルジャーニー74件目の農家さんです^ ^



遠藤さんの農法は、無農薬・無肥料。
太陽と土と水だけの何も入れない『自然栽培』
『無門福祉会』と連携を組み、福祉会の農地で農業部門のスタッフを担いながら、自らも農地を一部借りるという形で、現在遠藤さんが独自で切り盛りされている畑は約1反。

多品目、少量という生産スタイルで1つ1つの作物としっかり向き合えるのが遠藤 翼スタイルとも言える。









他にも独自で展開する『はばたき笑店』の店主
合同会社『つむぎて』役員
農産物流通 商品開発コンサルタントと様々な事業を展開している。

『農家』と言うより、生き方の表現・手段が、無肥料・無農薬でお野菜を育て、お届けする『百姓』なんだと彼は言います。



種は自家採種100%、どうしても足りない種は、購入したとしても固定種。
F1種は使わないと決めた彼のこだわりの理由はここあった。

農家になった理由

5年くらい前の話、世の中の農家さんは自分で育てた野菜から種を採って、また撒いてということをしていると本気で思ってて、ある時ひょんなことから貰ったフリーペーパー(RICE TERRACE88)で種の特集記事があったんです。
そこで今まで知らなかった種の事が色々書いてあってビックリして衝撃を受けたんですね。
そこの記事を書いてる人が色々な著書を書かれていたので、とりあえずその本を読んでみたんです。
そしたら知れば知るほどヤバイなと。

何がヤバイって、みんな地球の事を考えてないんですよ。 これはいけないなと思って、その危機感をまず僕が飛び込んで、実際に行動を起こして発信していって少しづつでも気付いてくれる人が増えればいいなと思って農業始めました。



種を知るというのがきっかけで、そのきっかけによって今はこういう暮らしをしてて。
知らなかったらずーっとサラリーマンやってたと思いますよ。ホント。

だから今度は僕という人間や活動を通して、世の中の人が、僕というきっかけから生き方が変わってくれるとイイなというか、何かに気付いてくれるとイイなという想いでやってます。
勝手な使命感っすけど。

微々たる力かもしれないけど、気付いてる人間が諦めずに続けていく事。
活動なのか発信なのか。
僕はその中で『百姓』をするというのを選んだんです。



農家になる前の経歴

大学行った後に、東京でアパレル系のサラリーマンを3年半やりましたね。

大学在学中にアメリカへ1年間留学していたんだけど、その時は留学をする事が目的になっちゃってて、留学して何をして来るかという目的を持たずに行ってしまったので、何かコレをやって帰って来たというのが無いまま日本に帰ってきてしまったんですよね。

それを帰って来てから後悔して、外国に身を置いて生活するっていう時間はやれる時が限られてると思うから、もう1度行きたいなと思ってて。
会社に入って3年を目処に辞めてまた海外に行こうと思って、結局3年半勤めた後、26歳の時にワーキングホリデーで1年間ニュージーランドに行ったんです。
向こうで働けるという機会があって、海外で自立した生活を送れるチャンスがあるということで、日本人のコミュニティに頼らずに、極力自分の力で甘えをなくした生活をするというのを念頭に置いて行って来ました。

仕事はビンヤードというワインの農園で働いてましたね。
その後は、南米の友達がいたので南米へ3ヶ月バックパックして日本に帰ってきました。
日本に帰ってきてまた就職したけどやりたかった仕事じゃないというモヤモヤを持ちながら生活していた中で、たまたま種の事を知るきっかけがあってこの世界に飛び込んだ感じです。



暑いから喉乾いたでしょう。
今はキュウリがあるから食ってってください^ ^

またこのキュウリのネーミングが良いんですよ『つばさ』キュウリって言うんです。
ご存知かもしれませんが自然栽培のキュウリはポキッと折ってもギュっと密度が詰まっているからぶら下げても落ちないくらい吸着するんですよ。









畑の周りに溝がありますがこれは?



これは畑の外周に30cmの溝を掘り、3.5mおきに深さ80cmの点穴を掘ってあるんです。
これをやることで畑全体の通気・通水の確保ができるんです。





土の中の水とか空気の動きは放射状に分布してるんですよね。
なので1箇所だけ作ってもあまり意味がないので排出の場所、循環の口っていうのを作ってあげてるんです。
土の中で常に呼吸してる様なものですね。
そうする事で好気性菌が増えて土壌微生物とかバクテリアの住み処というのがより良くなって、根粒菌だとか菌根菌だとか、ミミズや小動物、そういったものが土を作ってくれる張本人なので、僕は土作りっていう考え方はしてなくて、土を作って貰ってる土壌微生物や生き物たちがより活発に活動しやすい場を作ることが仕事だと思ってるんです。

肥料食いなトウモロコシも無肥料で身長を超える高さになるんですよ!



野菜を美味しく食べる方法とかありますか?

素材が良いからなるべく生で食べてもらいたいかなぁ。
ズッキーニの刺身とか食べたことあります?
わさび醤油で食べるとイケますよ!







最後に遠藤さんのこだわりを聞かせてください

大きい面積をやるつもりがなくて、小さい面積でこじんまりとやっている中で、色んな『多様性』を持たせたいのと、必ず相性良い植物同士というのがあるのでそこをしっかり組み合わせて行くこと。







直販をメインにやっていこうと思っているので、どちらかというと手間を掛けてでも色んな作物を組み合わせることで『驚き』を届けたいですね。
それだけ想いがあるんだなというのを伝えて行きたいなと思ってます。





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〜小さな大人を育てる〜春日井ノ巻

愛知県7件目に伺った農家さんは、先日伺った松本自然農園さんの松本さんとは10年来の友人。

愛知県は春日井市で農園を営む『土磨自然農園』さんにお邪魔してきました^ ^

春日井市(かすがいし)は、名古屋市の北部に隣接する愛知県の特例市(人口が20万人以上)。
西部には県営名古屋空港の一部があるほか、東部は高蔵寺ニュータウンをはじめとする大規模団地が開発され、名古屋市のベッドタウンとなっている町。

土磨自然農園代表の『横島 龍磨』さんにお話を伺いました。
ベジタブルジャーニー60件目の農家さんです。



土磨自然農園さんでは1町歩の畑で年間約200品目を栽培。
9割がレストランに出荷することもあって主に西洋野菜を中心に栽培されています。

土を触り始めて13年目の横島さん、実は調理師免許もお持ちで、日本野菜ソムリエ協会の認定講師でもあります。

栽培方法は?

よく「○○流ですか?」「誰かに教わりましたか?」と質問されますが、自分には特に師匠のような方は居ませんし、どこかで 研修したわけでもありません。
もちろん就農前には色々な本を読みましたが、どれを読んでも理解できないことがありました。

自分が住んでいる地域周辺の山々を見ても病害虫が出ているわけでもなく、肥料を入れないと野菜が出来ないということにそもそも疑問を感じていました。

そんな時に自然農法・自然栽培という言葉に出会いました。 栽培の考え方、虫や草の捉え方、どれもが腑に落ち、自分の栽培のスタンスが決まりました。



どうして農業の道に?

20年間外食業界に従事し、「食」に関して様々な疑問を抱き始めたのがきっかけです。

当時、食の偽装問題や輸入野菜の残留濃度の問題をメディアが取り上げていて、ちょうど同じくらいの時に有機野菜という言葉も出てきました。

近くで探してみたら有機栽培をやっている人も見当たらず、需要があるのに農業の高齢化や担い手不足で衰退していることもあって自分でやろうと思ったのがきっかけです。

土磨自然農園としては3つの理念を掲げています。

(1)“まち”を変える
 地域の方が畑を通して繫がり「食への意識」を変える

(2)“農”を変える
 従来の就農支援や農業を取り巻く仕組みを変えて、誰もが目指せる「生業としての農業」に変える

(3)“未来”を変える

  自然栽培野菜を身近に普通に手に入れられ、その生産者が誇りを持てる「未来」に変える



現在では始めた当初の理想にどれくらい近づけたと感じていますか?

ようやく50%くらいは行けたかな?くらいですかね(笑)

今でこそブームになってきた「食育」という言葉がありますが、実際には畑に来て収穫体験だけで終わってしまうのがほとんどです。
農人が増えるわけでもなく、子供が将来憧れて成りたい職業にも農業は入って来ません。

どうしても農業のイメージが歳をとってからの家庭菜園のような感じになってきてる。

そうならないように去年から『ミライキッズプログラム』というプロジェクトを始める事ができました。

実はこれは私が農を始める前からやりたかった構想だったんです。



『ミライキッズプログラム』とは?

取り引き先レストランのシェフ達と連携をして、子供たちが作付けし、お世話して、収穫をして、収穫したものを子供たち自身が自分の手で販売して、売り上げたお金でレストランで食事をする。

そういうとこまでする事で単なる野菜の収穫だけで終わらず、お店に行って普段自分達の口に入るものがどうやって出来ているかの流れも解るし、シェフによって料理された野菜がお皿に乗る事でまた別の価値が生まれる事もよく解ると思うんです。

そういった体験をしてもらう事によって、中には料理人に成りたいという子や、販売をしてみたいという子、そういう人達を支える生産側にまわりたい子も出てくるかもしれないという事で去年から試験的に取り組み始めたプロジェクトなんです。

販売場所も畑だと雨など天候に左右されて親御さん達の都合もつかなくなってしまう為、クラウドファンドで資金を募りログハウスを建てました。



クラウドファンドは資金集めの目的でもありますが、同時に世の中の親御さん達に対し、こういうものが必要とされているかの問いかけという意味もありました。

幸いにも世の中からは必要とされる声も多く聞こえ、こうして資金が集まりログハウスも無事建てることが出来ました。











このプレートに書いてある名前が出資してくれたみなさんの名前です。
上に大きく書いてある3名の名前。
この最初の3人からこのプロジェクトは本格的に始動しました。





土磨自然農園としてこだわりはありますか?

んー。。こだわらない事がこだわりなんですかね。
強いて言うならば、こんな事を言うと怒られてしまうかもしれないけど、農業とか野菜を僕は「ツール」として考えているんですよ。

色々な活用方法をすることで生業としてしっかり成り立たせる。
出来上がったものをどういう風に使うかによって色々な商材にもなるし、商品にもなって、またそれを購入する人のツールにもなっていく事が出来る。

そういうやり方をしている人がいなかったから自分で体現しようと思いました。

レストランウェディングも挙式をする2人が作付けして、挙式に合わせて収穫のタイミングを合わせ、2人が種から育てた野菜でゲストに振る舞う。
そんなことも4年前くらいからやったりしています。



横島さんお忙しい中色々なお話ありがとうございました^ ^
お土産に綺麗な上流水で出来たお米いただいちゃいました。
ご馳走さまですm(_ _)m

そして今回で愛知県は終了。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らを輩出し、現在では自動車産業を中心に、製造品出荷額は全国1位。
農業についても全国屈指の愛知県かなり濃厚な人が多く感じました>_<

せっかくなので織田信長が在城していた清洲城も観光して来ました。







清洲城、現在ではWi-Fiが飛んでおります。







いよいよ次の目的地へ北上します( ̄^ ̄)ゞ



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〜自然栽培の法則〜豊田最終ノ段

愛知県6件目に伺った農家さんは、大府市から再び豊田市に戻って、どうしてもお会いしてみたかった『みどり里』さんにお邪魔してきました。

ベジタブルジャーニー59件目の農家さんです。



日本の農薬使用量は中国、韓国に次いで世界第3位(2010年度データ)なのはご存知でしょうか。

中でも野菜に比べ病害虫がつきやすい果実は農薬の散布回数もかなり多い現実があります。

いちごに関しては収穫前日まで様々な農薬が約60品目くらい使用されているとも言われています。

昔、新聞でいちご農家が皮を剥いて食べるというのが話題にもなりました。

今回は、そんないちごを無農薬・無肥料の自然栽培で初めて成功された、みどりの里代表の『野中 慎吾』さんにお話を伺ってきました。



畑の面接はどれくらいですか?

畑は1ha、田んぼは5.5ha、いちごが2反、ブルーベリーが1反ですね。







いちご専門かと思ったら田んぼが1番大きくやっているんですね!

そうですね、元々は稲作を教えてもらって独立したのでお米は始めた当初からやっています。

野中さんが農家になった理由を聞かせてください

元々は国際協力の世界で頑張っていて、貧困問題に食糧生産が直結していると感じていて、たまたま近くの国際NGOが農業人材を育成していたのでそこに行ったのがきっかけです。

でも実際に海外へ渡ってみるとそんなに甘い話ではありませんでした。

日本の場合は規制が厳しい事や、お金が掛かる事で産業を興しずらいが、海外では盗みや治安の悪さ等で、足の引っ張り合いが問題となり産業が興しずらいという事情を目の当たりにし、そういう時にどうしたらいいのかまで教えてあげられなかった。

ちょっと栽培の座学が解ったくらいじゃダメだと思い、自分が独立してみて色々な事まで教えてあげられるように成ろうと思いました。

ホームラン打った事がない人がホームランの打ち方を教えるようなもんですからね。自分がまず打たないと。



独立を決めて、妻の実家がある茨城県でやれる場所を色々と探してはみたけど、当時は今の農業ブームでもなくて門前払いされちゃって。

で、そんな時にたまたま出荷先であるスーパー『やまのぶ』の社長(現会長)に農業生産法人をたてる話をもらって一緒に立上げからやらせてもらう運びになったんです。
それも会社を辞める3日前に、挨拶に行った時にたまたま(笑)

そのご縁もあって、秋田県の大潟村に研修に行き、稲作を学んできました。

そして後に、やまのぶの社長が会長になり、退職金の全てを農業生産法人に費やしてくれたんですよね。

土地をはじめ、社員寮、ライスセンター、乾燥機、色彩選別機まで、何百町歩も対応出来るようなもの凄い土台を作ってくれたので、会社が成り立ちやすい環境が出来ました。

ちなみに、お話に出たスーパーやまのぶにも行ってきました!



近所のスーパーと言うよりは地域のスーパーといった大きさで、豊田市内に7店舗ほど展開していて、グループ企業でレストランもあるみたいです。

店内の商品は本当にこだわった物ばかり。なのに値段はお手頃で、たくさんの人で賑わっていました。











自然栽培とはどうやって出会ったんですか?

研修先の石山農産は、奇跡のりんごの木村さんの本にも稲作として登場するんですが、そこの石山さんがちょうど全農場を有機栽培から自然栽培に切り替えたタイミングで研修に行ったんです。

自然栽培で稲作がここまで出来ることを見せてもらって、規模は20町歩くらいだったけど圧勝でしたね。
全然借り入れもしないし、無借金のまんま行って余裕の経営をする、すごい理想的な農業経営者だと思いました。





(みどりの里さんでも農副連携で障がい者のみなさんが助っ人に来ていました。 )

農副連携ではどれくらいの頻度で助っ人に来るんですか?

今の時期は週4くらいですね。冬場は週1とか。

障がいが軽いA型の方には時給を払っているんですよ。
A型は目が見えづらいとか、耳が聞こえづらいなどの軽度の障がいで、一般社会では障がいがある、と言う程度の方々なんです。

会話が出来ないとかではないので、一般就労していた人もいるし、道具屋さんを経営していて目が悪くなって手帳をとった人などもいるので、基本的には戦力になりやすいこともありチームプレーでどんどん仕事を渡しています。

B型の人たちは重度の人で、主に時給ではなく収穫物を渡しています。
それを施設で食べてもいいし、売ってお金にしてもいいしという形で。



自然栽培も一般的には、肥料なしで出来るはずがないと言われています。
世の中にはまだまだ浸透していない栽培方法ですね。
でも実際にはこうして成り立っています。

障がい者さんでも働ける人はいるのに、働く場が社会には用意されていません。
そして化学薬品を一切使わない農業は人手が必要です。

ここのマッチングを上手くすることでお互いが支えあえて、自然栽培も障がい者も社会貢献に繋がることが出来ると思っています。

雇用が生まれて、環境保全にもなり、なおかつ安全で身体に良い食べ物が出回る。

ここ愛知からどんどん変えて行きますよ。



あれだけ農薬を必要とするいちごの無農薬・無肥料栽培(自然栽培)をどうやって成功させたんですか?

成功と言うか、まだ完成はしてるとは思ってないけど、あるルールをキチンと守れば誰でも出来ることなんだと思いますよ。

そのルールとはどんな事ですか?聞かせてください。

よく考えてみたら、植物は人間が誕生する遥か昔から居るんですよ。
それを人間が作った肥料なんかでコントロールしようとするのがそもそも間違っていて、肥料を使っているうちは一生かけても自然を理解することは出来ないと思います。

世の中にはすでに研究された色々なデータがあるんですよ。もちろん自分でも様々な実験や挑戦はしますが、そのデータを自然の摂理に合わせれば答えは見えてるんです。

窒素が多い肥料を入れると病害虫が多くなり、食味は確実に落ちる、その代わり収量は上がる。

このルールは化学肥料でも有機肥料でも誰がやっても同じ結果が必ず出るルールなんですよ。

そのルールを理解した上で作物を育てることで自然界に勝手に出来てる作物よりも、ストレスなく生育する環境を作ってあげるから、収量や品質が良くなる。
これが自然栽培なんです。

ただ無肥料にするだけでは絶対に物は出来ない。
ごまかせなくなるから。

自然界にコレだけ上手く生育したいという不自然な要求をのませて、自分に実入りを多くするわけだけど、自然を敵にすると物凄い力で襲いかかってくるから、味方にまわして一緒に補助してもらうという感覚ですね。
肥料を使わない自然栽培に偶然なんかは一切なくて、全て起こるべきして起きている。

だから理解さえしてしまえば理詰めが効くんです。



今うちのいちごの苗はうどん粉病にかかってますが、その治し方も解ってます。
なるべくして成っているからどうすればそれが無くなるかも解るから。





例えば人間でも風邪をひく人と、同じ場所に居るのにひかない人が居るでしょう?
あれはその人の健康状態で、菌にとって活躍しやすい環境かそうでないかの違い。

だから病気になったらその菌が活躍出来ないような環境を作ってやれば自然とその植物は自分の力で立て直そうとするんです。

滅菌して菌を空気中から消そうなんて到底出来る事じゃないんですよね。
全く道理に合っていない事をするんじゃなく、もう菌も認めた上でどうコントロールしていくか。それが本来人間ができる栽培なんです。

畑の中の話で考えるから解らなくなるんです。例えば山でも道端でもいいんですが勝手に生えてる雑草。
種も蒔いてなければ、いくら刈っても抜いても生えてくるじゃないですか。

あれは土がいい所だけに生えてるものだと思いますか?

雑草は土に依存していないんです。



水を抜いた乾物量で、植物が土に依存している養分率は5%
残りの95%は別のもので出来てるんです。

その95%は炭水化物なんです。
化学式で言えばC.O.H H2OとCO2で出来る。
それが光合成。

植物は光合成で体の中に作ったエネルギーを夜中に食べるんです。
それを呼吸と言って、温度が上がると呼吸が進みどんどん大きくなります。

なのでうちの畑では水と温度の管理を徹底してやってますね。







植物に必要とされる窒素って実は1〜3%なんですよ。その為に大量の肥料を土に入れ込む農家さんがたくさん居るけど、空気中の窒素は8割ですよ?
これを使える微生物が根粒菌をはじめたくさんいるんだから使う他ないですよね(笑)
自然栽培が実に合理的で効率のいい方法か。

なので自然界にある雑草は肥料切れをおこさないんです。

自然栽培の考え方は植物にとって良い菌を増やす事ではなく、どんな状況でもタフに生きていける菌を増やすのが大事なんです。

土に依存しない強い作物を育てる環境を作るんです。





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〜魂が感じたまま〜大府ノ巻

本日は、愛知県5件目の農家さんになる大府市で農業を営む『プラネット農園』さんにお邪魔してきました。

と、いっても現在は土作り、人手不足、諸事情があり圃場見学ではなく事務所でお話を聞かせていただきました^ ^

ベジタブルジャーニー58件目の農家さんです。

愛猫のソラくん。


プラネット農園さんは完全な『専業農家』という感じではなく元々が有限会社プラネットという会社から始まった農業版といった感じ。
本来の自分を生かし発展性のある人生を創造するためのライフスタイルの提案や、ヒューマンコンサルタントプロデュース、セミナー、スピリチャルカウンセラーなどを手掛ける会社で、農園主の杉本 貴子さんが営む会社でもあります。



プラネット農園ではどんな栽培方法を?

無農薬、無肥料の自然栽培です。

奇跡のリンゴの自然栽培ですか?

いや、誰かに教えてもらったりしたわけではなく、独学で学びました。

農は2011年の3月から始めて、色々な方々の資料などを参考に、自分なりに試行錯誤して今の形に落ち着きました。

農法はその方の論理であり、土地や風土が違えば微生物や虫なども変わってくるので、私にとってはあまり参考にはならないと判断しました^ ^

なぜ農業を始めることになったんですか?

プラネット自体は17年前に立ち上げた会社で、スピリチャルカウンセラーを始め、ナレーターやラジオ番組のパーソナリティなんかもしていたんですよ。
セミナーや講演会を通じてみなさんと接触していくうちに、もっと身近に継続的に実感できる事はないかと考え、自然の摂理そのものとして農業をやろうと思いました。

最初は竹チップをマルチングしていくブラジルから伝わる炭素循環農法から入り、
近所の放棄竹林にも手を入れて、竹を農業に回すような循環農業をやっていくうちに、だんだんと自然の摂理や原理を重んじた形にしていった結果、今の自然栽培に成りましたね。

でもなかなか自然栽培と言ってもこの辺りの農業地域では全然認めてもらえないので、うちの畑では成分分析をデータにしてもらったんですよ。

これが畑の成分分析結果なんですけど。



これはほうれん草を分析してもらった結果なんですが、上の数値がうちの畑で採れたほうれん草で、下の数値が一般的な数値です。

このヒドロキシルラジカルというのが抗酸化力なんですが一般的なものが約4000くらいに対してうちのは20000を超えています。

ビタミンなんかも約3倍です。

有機栽培などで問題視されている硝酸態窒素に関しては25以下となっていますがほとんど検出されませんでした。

この表にある硝酸態窒素は平気値3508とありますが、私独自に機械を買って硝酸態窒素を調べてみたら、ゆうに10000超えは当たり前でしたよ。



この結果を受けて、成分分析の所長が飛んで私のところに来てどうしたらこんな結果が出るんだ!と驚いていました(笑)

結果的にうちの畑で採れたほうれん草はグラフに描けないくらいの数値が出たみたいです(真ん中の黄色い△が平均値)



どうやったらこんな数値が出せる栽培が出来るんですか?

本当になにもしてないんですよね(笑)
ただ、自然の本来あるべき形や原理などを自分なりに咀嚼して実践してきただけなんです。
全くなにも解らないところから始めて、色々な失敗も重ねて、自然への理解を深めたという感じです。



プラネット農園としてはどんなことに比重を置いていますか?

健康な身体には健康な食。
んー でもつきつめて言うとすれば『意識』ですかね。

宇宙から地球上の事を含め、私達は大自然の中で生きているという摂理を理解してほしいし、
実際に何を買うか選ぶのは消費者のみなさんですけど、普段食べているものが蓄積していって病気に繋がったり、お子さんのアトピーを引き起こしたり、強いては環境破壊にまで繋がっている『事実』を知ってほしいですね。

その上で選択できるような世の中になったらいいなと思っています^ ^

杉本さんお時間どうもありがとうございましたm(__)m

別れ際にはプラネット農園さんで無農薬、無肥料で育てた大豆と米、塩は抗酸化力の高いルビーソルトを使ったこだわりの味噌を頂きました。



職種も異例な事ながら1番驚かされたのは知識や経験力と言うものを遥かに凌駕した杉本さんの『感覚や感性』でした。

通常は誰かに技術を学び、独立し、だんだんと月日をかけて理解を深めるはずなんですが、杉本さんの場合は新しい農法を発見するパイオニアクラスの感覚があるように感じました。

現にそれはデータでも証明されている。

スピリチャルと聞くと、目に見えている世界ではない為、一見うさんくさく思う方も多いとは思いますが、宗教的に何かの教えを説くような事ではないと言うことはここで断言しておきます。

杉本さん自身は、感じたままを論理的に人にアドバイスしたり、農で物理的にお伝えしてきただけだと言います。

俺も神様とかそーいった話は信じないタイプですが杉本さんの論理は腑に落ちるんですよね。

杉本さんが人前で話すような仕事に呼ばれる理由がよく解った気がしました。

杉本さん、お時間どうもありがとうございました^ ^






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〜飛び渡る火種〜豊田ニノ段

愛知県4件目の農家さんは、先日の橋の下世界音楽祭でも協賛していた豊田市で農業を営む『農園 ちいさな星』さんにお邪魔してきました。

ベジタブルジャーニー57件目の農家さんです^ ^





伺ったのがちょうど安納芋の定植のタイミング。
作業をしながら話を伺いました。





栽培方法は?

奇跡のリンゴの自然栽培です。

シンプルでスマート、余計な事をしない自然栽培がいいと思いました。

種も100%固定種を使い、自家採種しています。







農園ちいさな星の主要栽培品目は、いちじく、桃。
約1.3ヘクタールの広さを吉田さん1人で切り盛りされています。

ちなみに坪で換算すると3900坪。

しかし2週間に1度、福祉施設から草むしりの助っ人が来てくれます。

その助っ人とは【農福連携】

障害者が農業の担い手となる「農福連携」を自然栽培でも広げようと、福祉施設と協力して障がい者の方々の力を幅広く活用する活動に吉田さんも参加されています。



自然栽培との出会いを教えてください

奇跡のリンゴという本ですね。
ただ、本当のこと言っちゃうと本の内容とかよりも、あの本にある冒頭の詩をどうしても旅に持って行きたくて買いました(笑)

旅から帰ってきて本の内容を読み、旅先で色々と見てきた事と不思議とリンクして農業やるなら自然栽培をやろうと志しましたね。


ちなみにその詩がこちら↓

『危険から守り給えと祈るのではなく、 危険と勇敢に立ち向かえますように。

痛みが鎮まることを乞うのではなく、 痛みに打ち克つ心を乞えますように。

人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見いだせますように。

不安と怖れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。

成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような
卑怯者ではなく、失意のときにこそ、 あなたの御手に握られていることに気づけますように。』

(ラビンドラナート・タゴール『果物採集』より 石川拓治訳)

旅はどちらへ行かれたんですか?

メキシコです。
旅の師匠に何も持たずに行ってこいと言われて、本当に着替えも何も持たずに行ったんですよ(笑)

飯なんて心配しなくても何とかなるからと言われて行ったら本当に何とかなっちゃって(笑)しばらく現地の人の家でお世話になりました(笑)

その後もフランス、モロッコとか行ったりしましたね。

農業のどんなところに魅力を感じましたか?

メキシコに行ったら、向こうの人って全部自分でやるのが基本なんですよね。
自分もなにか自分で出来ることをやりたいと想って思いついたのが農業でした。

なぜ自然栽培を?

帰国して初めて詩が書いてあった本を読んでみたら、その内容に自然栽培があって、 農業に従事する上で、環境保全と回復の為の手段として自然栽培を選びました。
パタゴニアの農業版みたいな。

農法も色々ありますが、自然栽培が絶対だ!と思っているわけではなく、環境を壊さずに回復に繋げるには最適な方法だと思ってやろうと思いました。

農園 ちいさな星の由来にも繋がる話なんですが、この星を次の世代により良く繋げたいという想いもあってこういった農園名にしたのもあります。



元々の出身は長崎県の吉田さん。
好きなアーティストが居たり、色々な縁があって豊田市に居ることになったといいます。

ちなみにそのアーティストとは、先日の橋の下世界音楽祭の主催者でもあります。

『橋の下みたいなあーゆう人達がいると負けてらんないなぁと思わされます』

こうしてあの祭りは、全く関係ないかと思われる農業界にまで影響力が及んでいます。

この旅を通じて美土和が伝えたい事は、やっている表面的な農法や、目に見えている農業技術だけではなく、どんな人が、どんな想いでやっているかです。

想いは必ず誰かから誰かに伝染していること。
思わぬところで思わぬ影響がでていること。
人の繋がりが本物の社会なこと。


なんだか人間力と繋がりを感じるとてもイイご縁でした。

吉田さん、ありがとうございましたm(__)m






ヒロフミ

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〜こだわらないこだわり〜豊田ノ巻

今日はあいにくの雨模様。
愛知県3件目、ベジタブルジャーニー56件目に伺った先は、愛知県豊田市で農業の世界に飛び込んで13年目『松本自然農園』さんにお邪魔しました。

山道を進んで行くとだんだんと、のどかな風景に。







そんな自然豊かな環境で農を営むのは松本自然農園を経営する松本直之さん。



松本さんの畑は約1町歩。
多品目の野菜を季節に合わせて栽培されています。





栽培方法

正直な話、農法にはあえてこだわりはありません。
有機栽培とひとくくりに言っても自然栽培や自然農法、多岐に渡って様々な農法がありますが、どれもしっかり確立されていて素晴らしい農法だと思うんです。

しかし1つ視点をズラして考えれば、農法とは誰かが提唱したもので、その人がベストだと思うものを形態的にまとめたものとも言えます。

例えば、CoCo壱番屋を創った人が元で、フランチャイズ店があるように。
同じカレーでもたくさんの好みと味があるように。

有機的な農法には全く同じ立ち位置の人がいなくて、100人いたら100通りがある。それが大規模農業(現代農業)との大きな違いだと思うんです。

私の場合、こだわり過ぎることはせずに、自分の中で自分のやり方を確立させる方を選択しました。
強いて言うなら、松本農法ですかね(笑)





見てもらえれば解るんですが、有機農家と言っても、生き方を追求する人は割と雑草を生やす人が多いと思うのですが、私みたいな『業』として農をするタイプはビニール資材なども使ったり大きく系統が分かれるんですよね。





かと言って、私は農薬や化学肥料などを悪い物とも考えていません。

安さや色、形の良さにこだわった作物を作るなら必要なものだと思います。

そもそも安全性を追求するのが有機農法。

味を追求したら自然栽培や自然農法が向いてるのかもしれない。

お客さんが何を求めているかのマッチングが重要だと考えています。



農業をする前はどんな事をしていたんですか?

3年間システムエンジニアとしてサラリーマンをしてました。
仕事を辞めて、今の奥さんと自転車で1年半かけて日本一周してたんですよ(笑)

その旅の中でたまたま知り合ったおじちゃんが熱心にEM菌の話をしてくれて。
それがきっかけで農業を仕事にしようとこの世界に入りました。



松本自然農園のこだわりをおしえてください

松本自然農園の販売先は、ほぼ100%がお客さんに送る季節の野菜Boxです。

朝市や市場に出すとお客さんは不特定多数になる。そうしたお客さんは当然、見た目の良いモノを求めてしまう。

結果、自分の所で買いたいと言ってくれる大切なお客さんに良いモノを出せなくなってしまうので、大切にしたい顧客の為にも市場ではなく野菜Boxにしています。

それとうちのホームページを見てもらうと解るんですが、2000〜3000文字のページが100ページくらいあるんですよ(笑)

これはお客さんに全てを見てもらいたいと思って書いているのではなく、色々と考え、想っていることが伝われば少しでも安心、信頼していただけるかなというつもりで書いています。

ホームページの情報量はうちのこだわりでもあります。



確かに最初に見たホームページで受けた印象はとても理論的でロジカルな人かと思ってお会いしたら、見立てとは違い、柔らかい考え方で、物事を効率良く組み立てる、さすが元エンジニアだなと思わせる今までには居なかったタイプの印象を受けました。

松本さんにはご家族が居て、家族の為にも時間制限を設けて農業をしているのも特徴的。

サラリーマンが年間2000時間働くことに比べ、松本さんは年間1300〜1400時間。
1日に換算すると平均6時間ほどだ。

見る限り畑はしっかり管理されている。
決して適当な仕事ではないのにそんな短時間で農業をするのは松本さんの効率の良さを物語っているのだと思う。


松本さん、お忙しい中お時間ありがとうございましたm(__)m



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〜逆らわず流れ着く〜西尾ノ巻

愛知県2件目、ベジタブルジャーニー55件目の農家さんは、愛知県西尾市で農業を営む『めぐみ農場』さんにお邪魔してきました。





めぐみ農場さんでは、2町歩弱の畑をご夫婦2人で管理されてますが、 主に旦那さんの今井さんが1人で切り盛りされています。



栽培方法

主に奇跡のりんごの木村式自然栽培にこだわってやっています。







自然栽培と出会ったきっかけ

もともと身体が強くなかったので、有機野菜などを買い求めている中、たまたま奇跡のりんごという一冊の本と出会い衝撃を受ける。
地元が青森県ということもあり、こんなに凄い人がいるんだと自然栽培にどんどんのめり込んだと今井さんは話してくれました。



農家になる前は何をされていたんですか?

路上詩人をしていました。
当時、東京渋谷ハチ公口前広場を中心に全国で「貴方の目を見て詩を書きます」という、一般的には“即興スタイル”と呼ばれる書き方で路上詩人を行っていて、現在の全国的に広がった路上詩人ブームの先掛け的な存在である、元お笑い芸人で映画監督でもある軌保 博光(のりやす ひろみつ)さんの元で勉強した後に、路上詩人にて生計を立てていました。

本格的に農家になろうと思った理由を教えてください。

完全に流れですね(笑)
農業をやるつもりはなかったけど自然栽培の野菜が売っているところがなかったので自分が欲しくて始めたのがきっかけです。



基本的には見学者はお断りしているめぐみ農場さん。
元路上詩人という異色の経歴もあり、私たちがしているこの『旅』に興味を持ってくれて話を聞かせていただけました。

2012年から共同で始まり、 2年後の2014年には独立し新規就農。
畑は海の近くにあり、埋め立て地ということもあり玉ねぎの栽培には適してるといいます。

主力野菜は、玉ねぎ、にんじん、にんにく。
ハウスがなく完全露地栽培なので季節に合わせた無理のない旬を育てているのが流れを重んじる今井さんらしい特徴でした。

現在めぐみ農場さんは農繁期真っ只中。
2町歩弱をお一人で切り盛りされてる今井さんにとっては今が1番畑から手が離せない時期でもあるにも関わらず今回は特別にお時間頂いちゃいました。

色々なお話し聞かせていただきありがとうございましたm(__)m

帰りには売り物にはならないから、という事で野菜をいただきました(味は変わりません)







自然栽培だけあって根張りが半端ない大根いただきました!ありがとうございます!



そしてこの西尾市には、私たちが使っている、この旅には欠かせないルーフテントを販売している社長さんがいるので遊びに行ってきました。

以前キャンピングカーフェアでお会いした事のある社長の森さんは私たちの旅も応援してくれていて、昔はオーガニックな農家を志した人でもあります。



長い間インドネシアでビジネスをしていて色々な経験を海外でしている森さんの話は面白かった。

インドネシアでしか採れない世界1高級とされるコーヒー豆、コピ・ルアクと森さんが釣り上げたカサゴの煮付けを晩御飯に頂きました!
ちなみにこのコピ・ルアク、インドネシアにしか生息しないジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことである。





コーヒーは雑味が一切なく、クリーンな味わい。
煮付けも味がしっかりしていてすごく美味かったです。
森さんごちそうさまでしたm(__)m

森さんの経営するルーフテントのホームページ↓
http://enjoycamper.com/rooftent/
次は豊田市の方へ向かいます。



ヒロフミ

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〜Green Peace〜豊川ノ巻

ベジタブルジャーニー11県目の愛知県始めました!
今回伺ったのは54件目の農家さん。

先日行われたイベント、PEACE DAYで知り合った『小林農園』さんにお邪魔してきました。



小林農園さんは豊川市で野菜畑5反、果樹園3反を奥様と2人で切り盛りされています。

農法で言えば、野菜は有機栽培、果樹は自然栽培にカテゴライズされますが、考え方はいたってナチュラル。

痩せた土地には小林さんの師匠が平飼いしている鶏糞を肥料として入れるものの、時間を掛けたしっかり熟成された肥料で匂いはほぼ無臭。

平飼い鶏も遺伝子組み換えではない、安全で、出所が解ってる発酵飼料や草などを食べている。



いずれは肥料も切りたいと、土に居る生命に対する共生の論理を聞かせていただきました。

それは畑を見たら一目瞭然。
現代農法では考えられないくらいの雑草の量。





命には無駄がなく、雑草1つとっても生態を理解して利用すれば共存も可能。
この自生した牧草も、あえて腰の高さまで放置することで栄養生長から生殖生長に変化し、牧草が種をつけるためにエネルギーを使う為足で踏み倒すだけで寝かしても立ってこなくなると言います。
寝かせた牧草は草抑えや、太陽による土の過剰な乾燥を防ぐ効果が。



マルチもビニール資材ではなく、微生物が分解できる紙を使用。
上から全体を抑えるとすぐに分解してしまう為、石で要点的に抑える。
石をどけると確かに抑えてある部分だけがすでに分解されていました。





農法が違うお隣さんとのさかえには雑草ではなく、オレガノやハーブ系を植えることでトラブルを避ける心遣い。
こうすることで隣人も好意的に受け止めてくれるそうです。



畑には自家採種用に種を付けてるネギや、自生している大根などがそこらじゅうに成り、畑自体が共存を表現しているようにも見えた。













甘い物が好きという小林さん、野菜畑にもボリジとコンパニオンプランツさせたイチゴが。







そして果樹園の方も見せていただきました。
果樹の方は完全に自然栽培でこちらも雑草が茂っていました。



人が立ち入らないようなジャングル並に茂った果樹園では道が分かりやすくなるよう紐でしっかりと区画。



果樹園では、近所からも雑草を貰ってきて草をすき込む事により、土壌に団粒構造が出来て赤土から黒土へと雑草が増える肥えた土に変化してきたと言います。





肥えた土の雑草には花が咲くと聞いたことがあったが確かにアサガオ系の雑草が目立っていた。



果樹園にはイチジクを始めとしブルーベリーや柑橘類と様々なフルーツが。







中でも初めてみたのがアーモンド。
こんな風に成るんだ〜。







やぶきた茶も栽培。



小林農園さんでは竹を資材として使う為、竹林も借りているそうでそちらも案内していただきました。







こちらの竹林では資材活用だけじゃなくキノコの栽培も行われてました。
シイタケのように乾燥を好む菌は木を組み、なめ茸のように水分を好む菌は直に土に置いて栽培するそうです。







確かに畑でも株元によくタケノコ皮が置いてあるなと思っていたらここから来てたわけだ。



一通りの圃場見学を終え、小林さんにオーガニックにこだわる理由を聞いてみた。

ディジュリドゥ奏者でもある小林さんは3.11の東日本大震災以降に大きく意識が変わったといいます。

オーストラリアやインドを旅するうちに様々な出会いがあり、生命の循環として自給し、自然に負担を掛けない、お金に依存しない、お金に頼らない農業をしたいと思い農大に通い始めたそうです。

農業とゲストハウスを組み合わせたものをやろうと国内の様々な場所を探した結果、隣町に自分にビタッと合う人が偶然居て、結果、自分が育った町で農業を営む今の形に落ち着きました。
その合う人というのが小林さんが師匠とする方。木の切り方から植物の特性、農業で生計をたてるための術はすべて師匠から教わったと小林さんはいいます。

小林農園さんでは現在キッチンカーを所有していて、農家cafe『Green PEACE』という看板で色々なイベントに出店されています。





農園で採れたオーガニックな野菜やフルーツを使った食べ物は安心、安全の元、奥さんの絵里さんの愛情も入った相乗効果で食べる人の心と身体を豊かにしてくれます。



私達も手作り黒豆プリンと梅ジュースを頂きました!





旦那さんの農業や生命に対する思想に、材料だけでなく料理という方でお客さんの口に運ぶという奥さまのスタイル。
シンパシーをビンビンに感じました(≧∇≦)

何か同じベクトルを持つ仲間を見つけた感が否めません!!

またどこかで、何かの形で関わりたいなと思える素敵な農園でした^ ^

小林さんご夫婦、お忙しい中お時間作っていただきありがとうございましたm(__)m





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再開の出発。

ご無沙汰しております!
冬の尾も見えて来た今日この頃。
おかげさまで妻の体調も快方に向かい、日常生活は何の問題もなくこなせる程に快復してきました。

そこで試験的に近場からという事で、約7ヶ月ぶりに再びベジタブルジャーニーを再開しました(浜松サービスエリア)



久しぶりに向かった先は、愛知県新城市の廃校になった旧門谷小学校で10日間開催されている【スーク 緑の10日間】というイベントにお邪魔してきました。







大正時代に建てられ、40年前に廃校になった学校は木造で味のあるレトロな雰囲気。



校舎の中ではアートギャラリー、校庭ではオシャレでロハスなお店がたくさん出店されていました。















お目当の焼き菓子もGet!
Liveもあってとてもゆるくてイイ時間を過ごせた気がします。





愛知から浜松へと帰宅。
毎年5月のゴールデンウィークには、ここ浜松で静岡県内最大規模の浜松祭りが開催されています。
妻の地元の伝統的な祭りを今回初めて見物。



実家の前にも町内の御殿屋台が来ていてとても賑やか!玄関あけたらすぐ祭りという感じ。





そして今日は、愛知県豊橋市で開催されているベジイベント【PEACE DAY ピースデイ】に行って来ました。
今回から名前がPEACE DAYと変わったこのイベントは以前、タラート・チャオという名前で12年、ベジライフフェスタとして5年もつづく老舗イベント。





スークにも出店していた焼き菓子屋さんもいました〜



歴史あるイベントだけあって出店してる店も面白い人が多い印象。
こだわりな飲食店には必ず材料の表記がありベジタリアンやアレルギーがある人も安心。











気さくに話をしてくれたキノコ雑貨を作っている【kinocoreキノコア】さんは個人的にはちょーツボ。
ハンドメイドで作られたキノコ達は蓄光したりブラックライトで発光したり。
本当に居るものからメルヘンな物まで。







あ!



生えてる!!



キノコアさんのお友達もやっぱり面白い。
海外雑貨やビンテージ衣類をリメイクしたり、個性的で民族性がある商品を扱う【アークストアー】さんもさまざまなお祭りや音楽フェスに出店しているそうなのでまたどこかで会える事を期待。



色んな出会いがあったPEACE DAYでした。
そしてこの出会いからまたベジタブルジャーニーの旅が始まります。




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