〜降る雪で稔る米〜十日町ノ巻

0

    新潟県で最後に伺ったのが、十日町市で地産地消活動、地域循環型の有機栽培を普及している『NPO魚沼ゆうき』さん。

    お話を伺ったのは魚沼循環米組合、特定非営利活動法人NPO魚沼ゆうき、組合長『南雲 洋一』さん。

    NPO魚沼ゆうきでは主に稲作と、地域の伝統食材の里芋を生産しています。
    田んぼが約12町、畑が約2反5畝。
    この面積を12人の生産者で切り盛りされています。

    NPO魚沼ゆうきさんの拘りは、地域の生ゴミとなる『食べれる有機物』を使った自家肥料。
    地域の飲食店などから出るゴミ(かつお節、こんぶ、そば粉etc)を譲り受け、自社で有機肥料として農地に還元することで循環を生み、安全で安心なお米を生産しています。





    地域の伝統野菜である里芋を生産する理由も、農商工連携することで地産地消に繋がる為だと南雲さんは言います。




    オーガニック(無農薬、無化学肥料の有機栽培)に転換してからは約15年。


    NPO魚沼ゆうきでは中山間地の有機を通した推進を行っています。
    魚沼地域で特徴的とも言える違いが、用水路にありました。
    通常、田んぼの用水路は源水が一箇所あり、そこから各圃場へと水が流れ込むのが一般的ですが、ココ魚沼地域の場合、各圃場ごとに用水と排水が全く完結に分離している点。


    確かに水路が独立しているのであれば、上流でどんなに農薬を使った慣行栽培をしてようが、自身の理念に沿った農法での栽培が可能だ。
    そしてもう1つの違いが『水』。
    特に雪解け水であることが大きいです。雪解け水は普通の雨と違ってゆっくり地面にしみ込んで、山から養分を運んで地表に出てきます。
    この辺りは雪が多く降ります。近隣にはいくつもの農業用水用のダムがありますが、すべて雪解け水。 地図を見てもらえれば分かりますが、十日町市は信濃川流域に位置しますが、信濃川から取水というよりは、周囲の山々からの雪解け水が田んぼをうるおしています。
    そんなことを知ってか知らずか、十日町の道の駅では十日町水が販売されていました>_<

    米作りにかかせないのが綺麗な水。
    魚沼産のコシヒカリを全国に知らしめた秘密はこの水にあるかもしれませんね^ ^

    南雲さん、お時間ありがとうございましたm(_ _)m


    ということで、短い1週間ほどのベジタブルジャーニーseason2を終了して、またしばらく行政的な手続きを済ませてからseason3に出ようと思います。
    新潟のみなさん、ありがとうございましたm(_ _)m



    ヒロフミ

     

    JUGEMテーマ:車中泊・放浪・野宿


    〜時代を繋ぐ農〜新潟其の三ノ段

    0
      今回は新潟オーガニック『おひさま日曜市』メンバーでもある『たなか農園』さんにお邪魔してきました。
      たなか農園さんでは稲作をメインに、野菜、大豆、お米から取れる麹を使った味噌作りなどの、加工品にも力を入れています。
      農法も慣行農法(現代農法)から減農薬、有機、自然栽培と、採算バランスを図りながら様々な農法を実践中のたなか農園さん。
      今年で新規就農3年目。
      農大出身で就農以前は、造り酒屋でお酒の原料になる『米』の栽培を任されていた経緯があり、自身も米農家さんに。

      とにかくお米が大好きな田中さんが自然栽培を始めたきっかけが、美味しいものを食べたいからと言うシンプルな想いから。


      たなか農園があるのは「亀田郷」と言われる地域で、「信濃川」「阿賀野川」「小阿賀野川」「通船川」の4つの川に囲まれていて、昔は地図にない湖と言われていた所、海抜は0m。
      当時は腰まで水に浸かりながら田植えをしていたと言われています。
      現在では国の事業で、排水ポンプの設置によって乾田地帯へ。

      故に、川からの栄養、ミネラル分が土壌に染み渡っているのがこの地域の特徴と田中さんは言います。


      農大出身だけあって、3年目とは思えないスピードですでに7町歩の田んぼの他に1町歩以上の畑をご家族で切り盛りされています。

      慣行農法で栽培している所も、需要に合わせて徐々に自然栽培に転換中。
      今後が楽しみな農園です^ ^

      代表の『田中 洸次』さん、奥様の『康子』さん。
      お忙しい中、お時間頂きありがとうございましたm(_ _)m




      農園を後にして向かったのは新潟に来たら行ってみたかった大地の芸術祭の里『まつだい農舞台』に行ってきました。

      「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設。
      食、買い物、イベント、体験などのプログラムを通して、松代の雪国農耕文化を体感できます。 土地の大半を山が占め、世界でも有数の降雪量を誇る十日町市松代。1000年を越える松代の農耕文化は、厳しい自然との知恵比べでした。
      山間に田んぼを切り開き(棚田)、川の流れを変えて田んぼを耕し(瀬替田)、地滑りの跡地に植林をする。そんな自然と一体となった暮らしの積み重ねが、世界に誇れる里山、農村へとつながっています。
      まつだい「農舞台」は、このような暮らしを発掘し発信する、雪国農耕文化とアートのフィールドミュージアム。
      オランダの建築家グループMVRDVが設計した建物は、建物や部屋それ自体が、複数の作家がデザインしたアート作品になっています。











      近くにある『越後妻有里山現代美術館/キナーレ』にも行ってきました。
      体験型美術なんかもあってオススメできる美術館の1つです^ ^









      ヒロフミ

      〜奇跡のりんごの実り〜新潟其の二ノ段

      0

        昨日のイベント『ひらく越後の森』に出店していたのに時間がなくて話を伺えなかった農家さんに追加取材!

        新潟市のウェブデザインの会社が主催する『潟マルシェ』にお邪魔しました。

        『潟マルシェ』では、潟パンや潟コーヒー、潟野菜から潟雑貨まで 潟マルシェ限定の「潟の手みやげ」などを販売している ここでしか買えない、味わえない潟の魅力たっぷりのマルシェ。








        話を伺ったのは、潟マルシェ会場からダッシュで1分のところにある『自然栽培 石川』代表『石川 徹』さん。

        多品種少量栽培50〜60品種を露地栽培。
        旬を大切に「何も与えない。何も加えない。」太陽と水と土。すべて自然から力を借りてできた野菜。無肥料、無農薬、無除草剤の自然栽培野菜。


        就農して4年目。
        気取った野菜ではなく、普段使い出来る野菜を「当たり前の値段で当たり前のように手に入るようにしたい」と言います。
        元々、食には関心があった石川さんが、脱サラして選んだのが自然農家。
        きっかけは知人から薦められた奇跡のりんごの木村さんの1冊の本。
        同じ農業でもやるんだったらこれじゃないか!と自然栽培を始めたそうです。

        木村さんを招き、勉強会などで自然栽培が新潟に広まったのはここ4〜5年の話。
        現在は徐々に農家の間で自然栽培の理解が深まり、少しづつ自然農家が増えているといった現状を感じました。
        すでに新潟には自然栽培研究会が発足されていて昨日の市で出会った農家さんは全てそのメンバーでもあります。
        自然栽培。新潟で明らかな広がりを感じました^ ^


        石川さん、お話ありがとうございましたm(_ _)m



        ヒロフミ

        JUGEMテーマ:車中泊・放浪・野宿


        〜太平洋から日本海〜新潟市ノ巻

        0

          今日からベジタブルジャーニーseason2がスタートです。
          向かった先は、寒くなったら行けない積雪量トップランカーの『新潟県』。
          新潟市で開催されている、唯一のオーガニックマーケット「おひさま日曜市」と、新潟県「森林組合連合会」が共催で開催するイベント。
          新潟市西区にある「越後森林館」を舞台に企画された新しいイベント『ひらく越後の森』にお邪魔してきました。

          建物の中は全て木造の組み木。
          炎上さえしなければ300年は保つと言われる技術で建てられた立派な建物。

          会場では森の工作ワークショップが開催され、子供たちで賑わっています。

          まず最初にお話を伺ったのは、本日出店はしていないものの、手伝いで来られていた『宮尾農園』代表『宮尾 浩史』さん。
          宮尾さんは代々農家の10代目。
          浩史さんの代から有機・無農薬と共に平成23年からは自然栽培を取り入れる。
          新潟の自然栽培を代表する生産者の1人。

          そして新潟市で開かれる唯一のオーガニックマーケット「おひさま日曜市」の立役者でもある『おおしま農縁』代表『大島 勉』さんは雑穀専門の雑穀農家さん。
          雑穀の販売と共に、雑穀1袋で作れるパタパタミニレシピ付きで、雑穀の栄養価の高さと美味しさを発信している新潟オーガニックの重鎮。


          新規就農4年目で、旦那さんと2人、自然栽培にこだわり続ける『ひかり畑』の『ひかり』さん。
          「医食同源」この言葉を常に根底において農業に従事しています。
          ひとの体は、食べたものからできています。その食べる物の「最初」に携われることに誇りをもち、農作業に取り組んでいます。


          在学中にオーストラリアのエコビレッジでパーマカルチャーを学んだ経験、100年後の人から評価されるような仕事をしたいと高い志しを持つ『刈谷さんちの安心野菜』代表『刈谷 高志』さん。



          生き物が大好きで農家になった『ふなくぼ農園』代表『船久保 栄彦』さんは、スーパーの水産部門出身。魚から水草までの雑学レパートリーに加え昆虫、爬虫類も好きという博士級の知識。


          新潟県の自然栽培農家さん達が集まり、土地に根ざしたオーガニックを模索しながら、研究会の発足や勉強会、交流会を行っているとの事。
          『自然栽培』『古来種野菜』そして、『杜の再生』をキーワードに、山から海までが毎日の連動しているという事に着目して、持続可能な自然環境造りや将来へのバトンを考えながら活動していました。

          イベント中だったのでゆっくりじっくりとはいきませんが、色々な方からその人らしい話をたくさん聞けた気がします^ ^

          みなさんどうもありがとうございましたm(_ _)m


          ヒロフミ

          JUGEMテーマ:車中泊・放浪・野宿


          | 1/1PAGES |

          calendar

          S M T W T F S
           123456
          78910111213
          14151617181920
          21222324252627
          282930    
          << April 2019 >>

          美土和が掲載されました!

          selected entries

          categories

          archives

          recent comment

          profile

          search this site.

          others

          mobile

          qrcode

          powered

          無料ブログ作成サービス JUGEM