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益子ノ巻

今日はあいにくの雨模様。
この旅始まって以来初の3連泊となった道の駅茂木では、もう濡れない場所も把握してきました。



本日伺ったのは茂木町の隣に位置する益子町。
栽培方法にはあえて拘わりすぎない、肥えた土では自然栽培。痩せた土には植物性の肥料で生育を手助けする有機農法。
先祖代々続く農園の
『藤田至善農園』さんにお邪魔しました。



代表の『藤田 芳』さんの代から有機農業でいこうと思ったのは、22歳の時。
近所の人に頼まれて、ヤギのエサとしてレタスをわけてあげた。2日目から、外側の葉をまったく食べなくなったと言う。
農薬がかかっているところだけ! 自分は、ヤギも食べないようなものをせっせと育てて人に食べさせていたのか・・・。その時から約34年間、現在も藤田さんは農薬や化学肥料を一切使わなくなりました。



藤田さんが言っていた人生を変えた恩師のすばらしい言葉。
「農家は医者以上に人様の健康を守っていることを忘れちゃいけません。金銭目当てに育てた作物はいやしさを纏い次第に人様を病気にしてしまうよ」と。

藤田至善農園の「至善」とは、自然界の中では無駄な殺生がなく対立のない善の極み。
至れる善を大切にしたいと、自らの代で農園を「至善農園(しぜんのうえん)」と名づけました。

順調だった農園の出荷も、原発事故の影響で今は以前の半分以下に落ち込んでいる。
それでも明るいニュースがあり、
もうじき、益子町には大きな道の駅が完成する予定。
藤田さんは地元の道の駅からまた再起を願い食の安全、うま味を伝える準備をされています。

藤田さん、面白いお話、貴重なお時間をいただきありがとうございましたm(_ _)m


ベジタブルジャーニー始まって約1カ月半。北海道から東北をまわって関東に差し掛かった所ですが、一旦、行政的な手続きを済ます為にしばらくお休みさせていただきます。

今回のseason1で足りない装備や準備を万端にした後に、 次回からはベジタブルジャーニー season2を始めたいと思います( ̄^ ̄)ゞ


ヒロフミ

 

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茂木其の二ノ段

昨日に引き続き『ナチュラルフード 森の扉』の野原さんから紹介していただいた茂木町のオーガニック農家さんに伺ってきました。

まずは、茂木町で自然農と自然栽培を取り入れて栽培されている
うれしい
たのしい
しあわせ
『うたし農園』さんにお邪魔しました。



新規就農から5年。
最初は有機栽培から始め、現在、自然栽培、自然農に切り替えてからは3年目の『うたし農園』代表の『広崎 啓太郎』さん。



農園は茂木町の中山間地域にあり、
愛犬あぐりと一緒に少し山道を登っていきます。





畑は山間部の頂上にあり、見晴らしの良い場所にありました。



畑は約1町3反。現在は子育てで忙しい奥様と2人で切り盛りされています。





ハウスは大型農園が使う全長50メートル。
中には不耕起のトマトを栽培中。





うたし農園の畑には雑草がたくさん生えています。



広崎さんは「これが本来あるべき畑の姿だと思うんですよね。雑草1本生えてない整備された畑は一見綺麗に見えますが、土の上に人が育てたい作物だけが出ている畑は不自然に感じます」

「こういう畑本来の姿にしておくと、自然のメカニズムも解ってくるんですよ。例えば、トマトは、実がしっかり成熟してから赤くなります。それは種が成熟した証で、動物に食べてもらい種を他の地に運んで貰いたいからなんですよね。こうも緑力しい畑の中で種を残すためにトマトは赤くなるのかと。」



未だになかなか無農薬栽培などに寛容の少ない地域で、広崎さんは出来る事を精一杯、発信されていました。

広崎さん、どうも貴重なお時間いただきありがとうございましたm(_ _)m



続いて伺ったのは、同じく茂木町で自然栽培を営む新規就農2年目の若いご夫婦
『農園ソワーズ』さんにお邪魔してきました。





農園名のソワーズ(sowers)は種を蒔く人々という意味。
農園ソワーズさんの畑は山の上に位置していて、まず畑を見て感じた印象はとても綺麗に整備されていた点。
雑草なんかはほとんど生えていないくらい手が入っていました。



畑は約1町歩。ご夫婦2人で切り盛りされています。



新規就農で自然栽培を始めて、まだ収量が安定していないことが悩みとのこと。

自然栽培を始めたきっかけを聞くと、当時デートでたまたま観た映画「奇跡のリンゴ」を観て農家になり自然栽培に挑戦することを決めたそうです。

奇跡のリンゴはベジタブルジャーニー青森編でも話を伺った『木村秋則』さんがモデルになっている映画です。



農園ソワーズ代表の『堀江 修平』さんは元々ご実家が農家をされていたこともあって、冬場の農閑期には椎茸の原木栽培に力を入れていらっしゃるそうで、原木がある山林にも案内していただきました。



この地域で使う原木は「コナラ」という種類のナラの木を使用しています。



原木は生育が良くなるよう風通りがイイように組まれていました。





コナラを使った原木の場合、菌を仕込んでから約2年目あたりから収穫できるようになるそうです。





まだまだ若いお二人なので、身体に優しいオーガニックな食べ物をどんどん発信していただきたいですね^ ^



たくましい旦那さんの修平さん、可愛らしい奥様の歩さん。
貴重なお時間をいただきありがとうございましたm(_ _)m



ヒロフミ

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茂木ノ巻

今日は、山に囲まれた里山。
栃木県茂木町で自然栽培、自然農といった、畑はなるべく耕さず前の作物から次の作物へとつなげていく自然な農法に拘った『たまゆら草苑』さんにお邪魔してきました。



『たまゆら草苑』代表の『豊口 安紀』さんは、書籍等でも有名な自然農の川口由一さんのところに、赤目塾が開講される前から合宿などに参加されるなど、
自然の根幹をしっかりと学ばれて来た方。

作物の特徴をとらえ、野菜を育てる為に害虫が嫌うハーブや花をコンプランツさせたりと、知識と経験がないと出来ないような豊口さん独自の経験が畑に表れていました。







苗床は自然発酵の踏み込み温床。



畑は約7反。田んぼは約5反弱を奥様と2人で切り盛りされています。







一通り圃場見学させていただきご自宅に戻ると奥様の手作りデザートが用意されていました>_<



豊口さんのお宅は築130年の歴史ある古民家。
家の造りはこの辺り独特の造りだそうで梁が二重になっていました。



お家の中はカフェのようなお洒落な空間。
優しい空気に包まれている奥様、かほさんと安紀さんのセンスが表れているお家です。









軒先きは竹で。



ご自宅で採れたお米から麹も手作りされていました。



湯飲み茶わんや給水、一輪花瓶など小物がいちいち可愛いデザイン>_<





農法だけに限らずライフスタイル全てに拘りを感じる豊口家でした^ ^



豊口ご夫妻、色々なお話、おもてなしと、本当にありがとうございましたm(_ _)m

帰りに農園で採れたキュウリのぬか漬けとトマトをいただきました!



どうもご馳走様でしたm(_ _)m




たまゆら草苑さんを後にして、昨日のヘルスフードマイスター協会の隆さんから紹介していただいた、自然栽培の影の立役者。
『ナチュラルフード 森の扉』の『野原 典彦』さんとお会いしてきました。





『ナチュラルフード 森の扉』は自然栽培中心の拘った八百屋さん。
影の立役者と言われるだけあってただの八百屋さんではないんです。

野原さんは日本全国に自然栽培農家のパイプをお持ちで、ご自身も新規就農を増やすためオーガニック業界のボトムアップに貢献されているお方。

ベジタブルジャーニーで今まで伺った農家さんも知っていたり。
話してすぐに人脈の広さから野原さんの人柄がわかりました^ ^

もっと早くに野原さんと出会いたかったです>_<

栃木の自然栽培農家さんの情報も色々と教えていただきました。

明日は野原さんに紹介していただいた農家さんを訪ねてみたいと思います。

野原さん、色々な貴重なお話聞かせていただいてありがとうございましたm(_ _)m

この旅には絶大な効果を及ぼすチケットもいただきました。



今後も野原さんの力に頼ることが多々ありそうなのでこれからも宜しくお願い申し上げますm(_ _)m



野原さんフランクですごい接しやすい方でした。

ありがとうございました(^ー^)ノ



ヒロフミ

 

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鹿沼ノ巻

今日は、栃木県鹿沼市で自然栽培を10年間されている『隆』さんの所にお邪魔してきました。

隆さんが営む農園は、鹿沼市の『日光杉並木』のすぐ近く。
日光杉並木の総延長は35.41キロメートルに及び、世界最長の並木道としてギネスブックに登録されています。



実は隆さん本業が別にあり、兼業農家としてはあまり表立ったことを出来ない立場なので顔は伏せてほしいとのこと。



2.5反をお一人で切り盛りされています。







隆さんは元々は農業試験場の職員をやっていて生花を担当されていました。

3年前に『ヘルスフードマイスター協会』を立ち上げ、栃木から『食』と『健康』の発信をされています。

『ヘルスフードマイスター協会』は、食と健康に関する様々なことを社会に普及させることを目的として創設されました。

講師には、フードセラピスト、食育マイスターの他、現役の内科医、医学ジャーナリスト、デザイナーや自然栽培農家など様々な視点から、食と健康を熟考して発信しています。

資格認定試験に合格すると、認定講師の称号を受け取る事ができ、講師養成にも力を入れているようです。

畑で採れた野菜はヘルスフードマイスター講習で材料として使われています。
隆さん自身も自然栽培歴10年の講師として参加されています。

畑は地力がありそうな黒土。



帰りにお土産で色とりどりの野菜を頂きました^ ^



栃木県内のオーガニック農家さんの情報も色々と教えていただき、アポまでとっていただいちゃいました。

隆さん、本当に色々とありがとうございましたm(_ _)m

明日は隆さんから紹介していただいた方の所にお邪魔してきます。


ヒロフミ

 

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那須高原ノ巻

福島県を抜けて関東に入りました!

今日は栃木県那須高原で無農薬・無化学肥料で栽培をされて11年目の

『成澤農園』さんにお邪魔してきました。



総面積2町の畑を5カ所。









年間120種類以上の野菜を栽培されていて、育苗用ハウスの前に増設した小屋に、無人販売所を設置し、そこでとれたて野菜の販売もしています。





苗なども販売されていました。



驚きなのは、無人販売所の会計システム。

無人なので、お釣りの必要なお客さんは自身でお釣りを持っていくというシステム。

今まで10年やってきて、お金を持って行かれたのはたった1回だけという。









『成澤菜園』さんでは、なるべく化成燃料は使用しないという自然に寄り添う栽培をされています。

苗の育成には「踏み込み温床」を採用。

これは岩手県で自然栽培をされていた『やえはた自然農園』さんがやっていたのと同じ方法。

踏み込み温床では、落ち葉や籾殻などの有機物を自然発酵させ、その熱を利用して保温すると言う電気も燃料も必要のない方法です。





踏み込み温床で使った発酵物は、長い間表に出し、雨にさらして土に還元し、それをまた苗の土として使います。




成澤さんのお客さんはレストランが多く、畑には数多くの種類が栽培されていて、見た事の無いものや、聞いた事の無い珍しいものもありました。

これは前に山形の『中川吉右衛門』さん宅で出していただいた在来種の「四葉(すいよう)きゅうり」



そしてこれは、アメリカやヨーロッパではよく食べられていると言う「アンティーチョーク」



こっちは、ネギの上に葱坊主ではなく、小さいネギが出来る「ヤグラネギ(通称、三階ネギ)」



これは、生でも食べれると言う「十角(トカド)ヘチマ」



生食と言うことで、実際に生で食べさせてもらいました。

見た目は、十角ヘチマと言うだけあってゴツゴツとした感じなのですが、食べてみると甘くてジューシー。

皮はカリッとしていて、中はみずみずしく、きゅうりとメロンの間の様な味がしました。

たぶん、人生で初ヘチマが今日です>_<



そして最後にとっておきの畑に連れて行ってもらいました。



着いてみると、そこは一面のひまわり畑。





元々は原発事故による放射能の除染が目的で植えられたひまわりですが、実際にこの光景を見た人達が「元気をもらった」など景観的にも好評だったため、

現在では観光協会主導で「グリーンオイルプロジェクト」と称しひまわり油を収穫しているそうです。

ちなみに油には放射性物質が入らないんだそうで、これは実際に検査しても数値的に検出されないことで証明されているみたいです。

成澤さん自身も、事故後モチベーションが落ち込み、農業を辞めようか。とも考えた時期もあったそうで、

そんな中、元気に育つひまわりを見て、どうにか頑張る意欲を取り戻したそうです。

成澤さん自身もひまわりに救われたと仰っていました^ ^





成澤さん貴重なお時間とお話を、ありがとうございましたm(_ _)m





ヒロフミ






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