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未体験ゾーン

きょうは先日、秋田で行われた『森の市』でお会いした蕎麦の達人『光香(ほのか)』の『金野誠一』さんの所にお邪魔してきました。

金野さん宅は陸前高田にあります。
陸前高田は震災で津波の影響を受けた地。
以前ここには蕎麦工房やお宅があったそうで、今は津波に流され何もありません。
震災の影響を目の当たりにして考えさせられるものがありました。



以前お会いした金野さんはどぶろくを呑んでいたせいか、今日の金野さんはまるで別人のよう。

自宅周りの畑や田んぼ、調理場いろいろな所を案内していただきました^ ^







金野さんが毎回必ずする『土』の話。

手のひらに乗る量の土には100億以上のバクテリア(微生物)が居る。
これは地球上にいる人類の数を遥かに越えた数。
バクテリアの大きさは約1/1000ミリ。
人間の感覚での5メートルはバクテリアにとっては5000キロになる。
当然5000キロ離れた場所には違う環境があるから、例え人から見たら同じ畑の中でも、土の中の微生物は全然違うんだ。
だから土は生き物なんだよ。


と言う、分子レベルの理論的な話。
俺はこの話わかりやすくて好きなんです^ ^

そして昔は、様々な蕎麦職人を訪ね歩き、今なお腕を磨き上げ続けている金野さん。
日本各地にお弟子さんを輩出され、
その拘りは蕎麦を作る腕だけにとまらず、そばの原料をより自然のものから作るようにと、とことん拘った土作りで自然栽培をされています。

蕎麦粉をこねる、こね鉢もご自身で作り、漆は有名な職人さんに仕上げてもらった世界で1つのこね鉢。



拘り抜いた金野さんのもはや芸術の域にある蕎麦を作っていただきました^ ^






このこねる時の絶妙な水の加減に3年の修行が必要と言われるみたいで、
蕎麦の味はこの時に約100パーセント決まるそうです。



















薄さは約0.07ミリ。
この薄さを均等に伸ばしていよいよ麺に仕上げていきます。
























この包丁につく虹色の痕は熱が発生した時にだけ付く痕。



いよいよ蕎麦揚げ。
金野さんの蕎麦粉は小麦粉を使っていないから15秒沸騰した鍋に入れるだけ。







揚げた後はすぐに冷水で洗う。
手際の良さが勝負だ。



盛り方も上から軽く叩くように乗せていく。箸で蕎麦を持ち上げたときにダマにならないためらしい。




極上の蕎麦が完成!!
ちなみにこのザルも有名な職人さんの作品でもう25年も使っているのに劣化を感じない代物。



本物の蕎麦を初めて食べたのかもしれない。

良い蕎麦は塩で食べるのがオススメとやってみたらマジで美味い!!



今まで食べてた蕎麦とは全然違った!

金野さんは「若いうちに、良いものを、旨いものをたくさん食べておきなさい。正解が解らなければ何を作るか解らないから」

と、私達に経験をプレゼントしてくれました>_<

ついでに美味しく蕎麦を揚げる方法を伝授!





素晴らしい蕎麦を作ってくれた金野さん。
若い頃はバックパックで放浪の旅をされていたそうで、海外の色々なところでスケッチして個展なんかもやっていたそうです。

今回も即筆のアートな名刺を描いていただきました^ ^



金野さん、たくさんの面白いお話、経験、極上なお蕎麦、私達のために時間をくださいまして本当にありがとうございましたm(_ _)m


ヒロフミ&ゆり

 

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遠野ノ巻

今日で旅を始めてからちょうど1ヶ月が経ちました。
近くにあると知って、朝から宮沢賢治童話村に寄ってから遠野市に移動。



『東北食べる通信』さんに紹介していただいた、遠野市で自然栽培のお米を作られている『風土農園』さんにお邪魔しました。

風土農園さんがあるこの辺りは、山に囲われた田園が広がっている緑豊かな町。



そんな自然が生きてる町でお米作りをされているのが『風土農園』さんの『伊勢崎 克彦』さん。



伊勢崎さんの田んぼは約1.5ha。
伊勢崎さんの代にかわってからは農園歴は7年だそうです。
お腹の大きな奥様とご家族の約1.5人体制で切り盛りされています。
だいたい伊勢崎さん1人。



自然栽培ならではの雑草ボーボーの姿。
色んな生物が共存できる環境です。



伊勢崎さんの理想は、農法に拘るのではなく、次の世代にはもっと良い環境で、
自然を継続的に繋げていけるような農業を目指していらっしゃいます。

そして伊勢崎さんはパラグライダー歴21年の空の達人でもあります。

農業は土の中の微生物や目では見えない生体に理論を立てて試行錯誤するミクロな考え方が主流ですが、
伊勢崎さんの場合、空から自分の田んぼを見たり、地域レベルで客観的に物事が見れるマクロな思想をお持ちの方。

これはパラグライダーで空撮した地域の写真。
ちょうど丸く囲われているのが風土農園さんのある地域です。
写真をよくみると山から降りてくる水源が川を通って田んぼに広がってることがわかります。
この川は150キロほど続いていて石巻市に繋がっているそうです。

伊勢崎さんは上流のこの地域で農薬や化学肥料を使った水を下流でまた使うと言う悪循環を地域でどうにか上手く循環できないかと試行錯誤されています。



まずは大規模な町単位ではなく、自分たちで出来る範囲の地域の循環を作る計画をされています。

田んぼと山が川で繋がる『勝手に公共事業作戦』です。



その為に必要な助っ人になるのが昔も使っていた『馬』。
現在、伊勢崎さんの所ではすでに馬を2頭所有されています。



今は分業社会によって、農業と林業が分かれ、林業が商売にならないような山は手をつけず荒れ果てているそうです。

近くの古民家を改築し民泊民宿を作る計画もあって、
荒れた山に人の手を入れようと、山から木を馬搬してきて、木から木材を作り、着々と改築が進んでいます。



伊勢崎さんは、「今はパッケージがカッコイイとか、味が美味いとかで生産者は張り合うけど、まずはそんなことより次世代に渡せる環境作りがあってこその農業で、それを俺ら世代がやっていくことが大事だよね」と仰ってました。

伊勢崎さんのように自分だけの農業ではなく、地域を考えた農業が出来る農民が増えれば、
地域を考えた暮らしが出来る消費者が増えれば、
素晴らしい環境をより良く、長く使えるのになとしみじみ感じました。

農業は、自然の恩恵を搾取させてもらう仕事で、自然を壊すのは農業ではないと。


伊勢崎さん、突然の訪問でお時間いただき本当にありがとうございましたm(_ _)m



ヒロフミ

 

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紫波、東和ノ巻

今日はあいにくの天気。
曇り、だいたい小雨。



まず最初に伺ったのは紫波町で無農薬、無化学肥料の有機栽培をされている
『わとな自然農園』さんにお邪魔してきました。

わとな自然農園さんは、約8反の畑で季節の野菜を50〜60品種扱っています。
畑はご主人お一人で切り盛りされていて、
奥様は自家製天然酵母のパンと、マクロビオティックのお菓子を作られています。



農園歴は3年目の新規就農者さんです。



ご主人は農業をする為に脱サラ。
奥様と子供たち(写真に写ってないけどお姉ちゃんが居ます)に身体に優しい食べ物を継続的に食べる為にと農業に転職する決意を固められました。

この日は出荷の準備と午後から販売のご予定があったようで、お忙しい中、お話を聞かせていただきました>_<



伊藤ご夫妻、貴重なお時間ありがとうございました^ ^

続いて伺ったのは『東北食べる通信』さんと『わとな自然農園』さんからも話が出た『和み農園』さんに行きました。

和み農園さんがあるのは『宮沢賢治』の地元、岩手県のほぼ中央に位置する花巻市東和町。

宮沢賢治は菜食主義者(ベジタリアン)でも有名です。

そんな宮沢賢治が愛した東和町で、無農薬、無化学肥料の有機栽培を実践されているのが、
『和み農園』の『佐藤』さん。

平飼いニワトリの自然卵も販売されています。



元々は、畑の肥料としてニワトリを飼い始め、現在では自然卵としてニワトリも大活躍中。





農園歴は5年で、佐藤さんも農業を期に脱サラ。年間で50〜60品種の季節の野菜を扱っています。

畑は約7反、最近では田んぼも始めて、田んぼは約5反。
奥様と2人で切り盛りされています。



佐藤さんは計画的に物事を進めるのがあまり好きではないフィーリング重視の大らかな方で、私たちもなんだか居心地が良くて長居しちゃいました>_<
以前、仕事の関係で横須賀にも住んでいたようでとっても親近感^ ^





お茶ご馳走さまでしたー!!
帰りにはお土産にと自然卵をいただいちゃいました!!
ありがとうございまーす!
お忙しい所長居しちゃってすません>_<



そして最後に、昨日伺う予定と言っていたパーマカルチャーの第一人者でもある方に問い合わせた所、本日は不在とのこと。

夕方頃に戻る予定と聞いたのでダメ元伺ったら、やっぱりご不在で>_<

奥様に名刺だけ渡して連絡があるのを待ってみようと近くの道の駅で1泊します。

唐突な訪問だし、もし連絡がなければ、残念ながら今回は縁がないと言うことで先に進みたいと思います。

連絡くるかな〜


ヒロフミ

 

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花巻ノ巻

今日は岩手県にある月刊誌『東北食べる通信』の事務局、NPO法人東北開墾さんの所にお邪魔しました^ ^



『東北食べる通信』は、地方の生産者と、都市に住む生活者の間の断絶を解消し、双方に「継続的なつながり」をもたらすために創刊された
世界で初めての”食べる月刊情報誌”。

毎号、東北の熱心な生産者にクローズアップし、付録として、彼らが作った実際の食べ物をつけて会員宅にお届けしています。



会員たちは、その食べ物を使った料理をFacebook上のコミュニティに掲載。
それを見て生産者がコメントするなど、食べる通信をきっかけに両者の交流がスタートし、農作業を手伝うなどの交流会が自発的に行われるまでになりました。
現在会員数は1300名を突破。
四国や北海道、全国各地でも『食べる通信』が創刊されることになりました。

2014年には新しい情報誌としてグッドデザイン賞の金賞を受賞。

全国に広がった『食べる通信』生誕の地でもあるのが、ココ岩手にあるNPO法人東北開墾の事務局です。

今回お話を伺ったのが日本食べるタイムス(ウェブ版食べる通信)編集部の『小野寺 萌』さん。



この日、夜中の午前2時に青森の漁港に取材に行って、昼前にやっと帰って来たハードスケジュールなのに、快く私たちを受け入れていただきました。

萌さんは学生の頃、経済学を学ばれていて、農業から変えていかないと何も変わらないと気づき、自身も各地の農家さんにWWOOFで入り農業経験を経て、現在は情報の発信側に落ち着かれた方。
現場を知っているからこその情報力は見るものを虜にします。

『東北食べる通信』の面白い所は、付録が食べ物と言う点だけでなく、『産地』や『値段』で買う『食品』と言う感覚を覆す、
どの『生産者』がどういう『気持ち』で作ったものなのかと言う人生ストーリーを紹介する点でもある。



これは例えばフランス料理に似ている事だと思う。
フランス料理はとても高級であるが、お皿の上にある料理は一見しただけでは何がどう調理されたかわからない。

ウェイターが厳選された食材の説明や、こだわりのソースの説明をするからこそ、その料理の付加価値が生まれると言うものだ。

生産者の人生のストーリーを見た人は、『その人』の『生産物』を食べて見たくなるのだ。

まさに生産者『その人の魅力』を伝えるのが『東北食べる通信』なのです。

萌さんお仕事中、お疲れの所、貴重なお時間いただきありがとうございましたm(_ _)m

お土産の自然栽培米もご馳走様でっす。


続いて、萌さんに教えていただいた近くにあるオーガニックショップ『おいものせなか』さんにお邪魔しました。





創業されて今年で24年目の老舗店。
店内はとても味のあるセンスで満ちたデザインされた空間。



お店のご主人と奥様も、親身になって地域の話や農家さん情報を教えていただきました。

素敵な画家の旦那さんと綺麗な奥様だったのですが写真NGとのことでお店の雰囲気だけでもと撮影。
ありがとうございました^ ^





店を後にして向かった先が『東北食べる通信』さんでも『おいものせなか』さんでも名前が上がった
『やえはた自然農園』さんにお邪魔することにしました。



やえはた自然農園さんでは自然栽培と、完全不耕起の自然農法で生産されています。
現在は1町3反をご家族の4人で切り盛りされています。





種も自家採種されていて、これは人参の花。



アメリカ先住民のホピ族が栽培しているホピコーンも栽培中。



そんなナチュラルな農園を営むのが自然農園歴15年の『藤根 正悦』さん。通称、しょうちゃん。



見た目にも出ているナチュラルさは、しょうちゃんの性格にも出ていて、とっても柔らかい思考の持ち主。おおらかで優しい方でした。

しょうちゃんのビニールハウスでは通常、電気で温める『温床』をナチュラルな自然発酵で温める昔ならではの手法で作られてました。



ここまで自然にこだわった栽培方法を目の当たりにしたのは初めてで、勉強になりました^ ^



現在、やえはた自然農園では農園カフェを建設中。
建設途中のお店の中に招いていただきお茶をご馳走になりながら色々なお話をを聞かせていただきました。

色々なお話を聞かせていただき、アドバイスしていただいてありがとうございましたm(_ _)m

農園カフェの完成するころには私たちも何か形になるようにがんばります^ ^


明日はパーマカルチャーを取り入れている自然農園さんに伺ってみます。
まだアポとれてませんが笑


ヒロフミ

 

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