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〜パブリックアーティストが手掛ける稲作〜北杜ノ巻

山梨県北杜市を拠点にパブリックアートや田んぼといった「場」を創る芸術家、冨永 泰雄さんのインタビューです。

 

 

 

 

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〜”BASIL”の世界〜浜松ノ巻

世界には150種類以上のバジルが存在します。

日本で使われる生葉のバジルといえば、主にスイートバジルが主流だが、静岡県浜松市で営農するBASIL HOUSEでは色や形だけでなく、香りや味にも圧倒的な特徴がある様々な種類のバジルを、新しい手法やアイデアで発信しています。

バジルの魅力を熟知しているバジル専業農園だからこそ出来るバジルの話。

ぜひ最後までご覧下さい。

 

 

 

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衣~ころも~の自給自足

豊かな自然環境が残る神奈川県の藤野にて

畑で綿を育てながら羊を飼い「衣の自給自足」をテーマに、 畑て育てた綿や羊の毛から糸を紡ぎ“衣” を全て手縫いで作る活動を実践されている作家さん。

暮らしの手仕事 〜くらして〜 

主宰【大和まゆみ】さんが語る「衣」を手で紡ぐ理由とは。

 

 

 

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〜パーマカルチャーデザイナーが手掛ける農業〜佐久ノ巻

今回は、ヨーロッパ生まれのパーマカルチャーデザイナーが手掛ける農業の技術面を主に取材しました。

長野県佐久市、標高1000mの山の中で、フランス野菜を、フランス風に、フランス料理の為にパーマカルチャーで自然と調和した営農をされている「Le Potager des Cerfs(ル・ポタジェ・デ・セル)」

フランスと同じ手法を使って、本物のフランス野菜やハーブを育てています。

是非ご覧下さい。

 

 

 

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呼吸する暮らし

栃木県茂木町で暮らす竹細工職人の五月女大介さんと、 ヨギーニの尚子さん。
パーマカルチャーを基に自然と調和した丁寧な暮らしを送る「 かごめらぼ」にお邪魔しました。
自然循環の中にあるような呼吸する暮らしを是非ご覧ください。

 

 

 

 

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〜源流栽培無農薬わさび〜西伊豆ノ巻

ベジタブルジャーニー141件目は、

伊豆の天城山脈西部、 標高700mの山の上で湧き水を使った無農薬、 自然栽培のわさびを育てる山葵農家「無農薬わさびNonaka farm」さん。

朽ちかけた山葵田を再生させながらわさびを育てています。

是非、ご覧ください。

 

 

 

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〜東京の新規就農第1号〜瑞穂町ノ巻

ベジタブルジャーニー43都道府県目の東京。

向かったのは、東京都西多摩郡瑞穂町で営農する「(畑)いがきのうえん」さん。

東京唯一の自然栽培農家です。

インターネットを一切使わない営農スタイル、口コミでお客さんを集めている農園を取材しました。

 

 

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研究者に聞いた「ゲノム編集食品」

2019年3月、厚生労働省は遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」という技術を使った一部の食品を、従来の品種改良と同じであるとし、安全審査を受けなくても届出をすれば流通を認める方針を固めました。

ゲノム編集食品は早ければ今年の夏に流通する事が決まりました。

そこでベジタブルジャーニーでは、正確なゲノム編集技術の知識を深める為、開発を進める研究者にインタビューをしました。

向かったのは「iPS細胞」や「新元素」の発見など革新的な研究成果を輩出する日本で唯一の自然科学の総合研究所「理化学研究所」

お話を伺ったのは国立研究開発法人 理化学研究所 植物新育種技術研究チームリーダーの「加藤 紀夫(かとうのりお)」さん。

 

 

ゲノム編集技術の話の前に、まずは今までにあった新しい品種を育成する技術について説明します。

 

 

交配(かけ合わせ)による品種改良

 

 

品種改良とは、人間にとって優れた品種を作り出すことを言います。 例えば「味は良いが病気に弱い」品種と「味は悪いが病気に強い」品種があるとします。

この2つを人為的にかけ合わせることで「味もよく病気にも強い」より優れた品種を作り出す事ができます。

しかし「味が悪く病気にも弱い」品種が現れる難点も十分考えられます。

そしてかけ合わせによる品種改良は、かけ合わせを行なった後の「選抜する作業」が必要となります。

 

 

遺伝子組換え技術

 

 

革新的なのは異なる「種」の遺伝子を導入できることです。 かけ合わせて選抜する「交配育種」と呼ばれる方法では得られない特徴を品種に与えることが出来るようになりました。

例えば味のいい品種に、病気に強い品種の「病気に強い」部分の遺伝子を導入すると「味も良く病気に強い品種」が出来ます。

つまり本来ある遺伝情報に全く違う遺伝子をプラス出来る技術です。

 

 

ゲノム編集技術

 

 

そして今回の本題である最新技術がゲノム編集。

遺伝子組換え作物が利用されるようになり約10年後に発見されたこの技術は、現在のところ大きく分けて2種類あります。

1つは、特定の遺伝子の一部を高い精度で狙い、酸素により切断したときに発生しうる変異を利用し、本来得られる「特徴」を失わせるというもの。

もう1つはゲノム上の狙った部分に遺伝子、もしくは遺伝子の一部を入れるという技術です。

 

それでは以下、インタビューの内容です。  

 

 

 

【遺伝子とゲノムとは】

 

 

基本的にはゲノムというのは、遺伝情報のワンセットと考えてもらえれば良いかと思います。

人間で考えるとわかりやすいんですけど、母親と父親から1セットずつくるものを1組の「ゲノム」という言い方をします。

遺伝子の解釈には色々な定義があるのですけど、ゲノムの中に様々な遺伝情報が入っていて、翻訳されてタンパク質になるものを「遺伝子」と呼ぶことが多いですね。

ゲノムの中にはDNAというのがいっぱい入っているんですけど、そのうちの9割以上がタンパクに翻訳されない情報なんです。

実は最近、その9割も機能を持っていることがわかってきていて、それも含めて遺伝子ということがあるので、遺伝子の定義は多様ですけど概ねそんなところです。

 

 

【遺伝子組換えとゲノム編集の違いとは】

 

 

遺伝子組み換えはゲノムの中のどこに入るかがランダムなのでわからないんです。

もしかしたら、組換えた遺伝子が働き難い場所に入ってしまう場合もあるし、あとは極端な話、大事なもともとの遺伝子をつぶしてしまうこともあります。

なので、遺伝子組み換えで実際に使える品種を作るときは、組換え体を数千単位で作り、その中から良いものだけを種子会社は選んでいます。

一方、ゲノム編集というのは遺伝子の中の特定の場所を切って、そこの部分の遺伝子情報を編集する技術なんです。

ゲノム編集には狙ったところに変異を起こさせるパターンと、狙ったところに何かを組み込むという2つパターンがあるんです。

いずれにしても狙ったところの遺伝情報を的確に編集する事が出来るのが、遺伝子組換えとの大きな違いです。

あともう1つは、遺伝子組換えは入れたい情報を入れますが、ゲノム編集では一回切る事によって、そこに変異だけを起こし情報を入れずとも都合の悪い遺伝子の働きを止めるといった事も出来ます。

そこは大きな違いかなと思いますね。

 

 

【遺伝子組換えとゲノム編集ではどちらが優れているという見方はありますか?】

 

 

どちらも新しい品種を育成するために重要な技術で、優劣はないと思います。

ゲノム編集技術自体は遺伝子組換え技術から10年程経ってから出来た最新技術なのですが、やっている事(遺伝子操作)はそこまで大きな違いはないですかね。

 

 

【ゲノム編集のメリット・デメリットとは】

 

 

今までの育種では交配によって新しいものを入れたり入れ替えたりしていたのですが、どうしても交配すると元々いらないものも入ってきてしまうんですよね。

また色々と交配して戻せばいいんじゃないかという事もあるんですけど、例えばいい形質になる遺伝子と、悪い形質になる遺伝子が隣同士にあった場合は、なかなか遺伝子の組み合わせが変わらず、いつまでも悪い形質を引きずったりする事があるんです。

ゲノム編集では、特定の場所を編集し、近くの使いたくない遺伝子だけを動かなくする事ができます。

以前は、不要な遺伝子を取り除くために、交配で何年もかけていましたが、それが、一回の操作でできてしまいます。

これは大きなメリットかなと思います。

身近な例ですと、シャインマスカットは元々果皮が黒っぽくなる遺伝子を持っているのですが、遺伝子の発現を調節する部位に、ある遺伝情報が入る事によって色を付ける遺伝子の発現を抑えられ、緑色の果皮になるのです。

贈答用には、黒と緑のセットが好まれますので、それをゲノム編集で作れるかもしれないということで、研究が進んでいるんです。

普通の育種では5年〜10年とやはり時間が掛かりますが、それに比べると2〜3年という時間で新しい使いたいものが作り出せます。

なので、種子会社や消費者にもメリットが出てくると思うので、そういった意味では「夢のある技術」ではないかなと思います。

デメリットに関しては、せっかく作っても消費者に受け入れられず、組換え作物と同じような規制を求められるのであれば大きなデメリットになるかと思うのですが、今の段階ではあまりデメリットというのは無いのかなと思いますね。

あくまで植物の育種という事に関しての話ですけどね。

倫理などを含めて考えて、自分の子供に食べさせていいのかという話はまた全然別次元の話になるかと思うので。

ゲノム編集技術はそれほど異質なものではなく、それまでも育種で出来ていたものがもう少し短い間隔で出せるようになるような技術なんです。

ただ今より技術が進んでいけば、乾燥に強いなど機能を加えたものも作れると思いますし、今まで除草剤耐性のものを作ろうと思うと遺伝子組換え技術を使っていたんですけど、ゲノム編集でも除草剤耐性のものが作れるので、より消費者が受け入れ易い形でそういうものが提供できればゲノム編集技術に切り替えていくのはいいのかなと思います。

 

 

 

【ゲノム編集のコストについて】

 

 

製品化まで考えると遺伝子組替え技術と比べてかなり安くなると思います。

遺伝子組換えの場合は、良質なものを選ぶ為に組換え体を1000個体くらい作った中から、最も良いものを選抜する大変な工程があり、さらに1つの組換え体について規制を通すのに約100億円掛かると言われているんですよ。

作物はグローバルに動くので1カ国だけの規制を取るだけでいいのではなく、輸出する日本で取って、アメリカで取って、ヨーロッパで取って、みたいな事をしていくと凄いお金が掛かるので、コストに見合うような売れる物でなくては作れない事もあり、遺伝子組換えの作物はあまり種類が広まっていないのが現状ですね。

ゲノム編集はこの先、規制がどうなるかわかりませんが、どうもゲノム編集については今のところは規制のハードルが低いみたいで、そうなってくると例えば野菜で使ってみようとか色々な事が可能になると思います。

 

 

【ゲノム編集技術においての健康被害は考えられますか?】

 

 

可能性はゼロではないかもしれません。

例えば、ソラニン(ジャガイモの芽にたまる毒素)を減らそうと、ソラニンができないようにゲノム編集することも可能です。

でも、その結果、ほかの体に良くない物質がたまってしまう可能性もなくはないのです。

もちろん、市場に出すときは、そういったものができていないことを徹底的に調べるはずですが、僕らが見えていないリスクが絶対ないとは言い切れないのが正直なところです。

科学技術というのはそういうところがあるとは思うんです。

その一方で、1995年以降に遺伝子組換えはすごく広まったんですけど、2016年あたりにアメリカの科学アカデミーの専門家20名ぐらいが集まって、今までに発表された1000以上もの論文をもとに検証しながら、「健康被害や環境へ悪影響を及ぼした実証は無かった」という報告が出ている事を考えると、ゲノム編集における健康被害が起こる可能性は極めて低いのではないかと考えています。

ただ、ゲノム編集技術で狙ったところ以外を切ってしまったり、そういうことは可能性としては無い訳ではないんですよね。

今は国の行政指針でそういうもの(失敗ゲノム編集)が無いということを調べなさいという指針が出ていますし、植物に関して言えば、仮に狙った場所以外のところに新しい変異が起きても、それは自然界で起こりうるものと同等と僕らは考えています。

またゲノム編集した植物体と普通の植物体を交配させて子孫を作る事によって、間違って出来てしまった変異を取り除く事も出来るので、ゲノム編集自体で重大な健康被害が起こるという事はないのかなと思っています。

 

 

【インディアンは7世代先まで考えて結論を出すと言う話を聞いたことがありますが、健康被害とはどういう基準で考えられているのですか?】

 

 

先々までの健康ということはDNAレベルに損傷が起きないかということだと思うのですけど、ゲノム編集作物に由来する食品を食べている限りにおいては、子孫に繋がるDNAに重大な損傷が起こるという事は今の科学の考え方だとなかなか難しいとは思いますね。

また、食べた人、本人についてもそれが原因で健康被害が起きるとは考え難いです。 普通の食品が持つリスクと基本的には変わらないと思います。

 

 

【今夏にも出回ると言われているゲノム編集食品とはどういうものなんですか?】

 

 

もしかすると筑波大学の先生が研究されているトマトが出るのかもしれませんね。

機能性成分であるギャバ含有量(ストレス軽減や血圧の降下にも効果があるとされる)の高いトマトを消費者に届けるために開発を進めているようです。

 

 

 

【ゲノム編集食品は一部安全確認をしなくても良いという報道がありましたが】

 

 

情報提供は求められると思うのですが、基本的にはゲノム編集で変異を起こさせる事について今のところはそういう方向ですね。

海外とかではもう既に褐変しにくい白いマッシュルームなど、色々市場に出てはいるみたいですけど。

 

 

【ゲノム編集食品は表示義務がないそうですが見分ける方法はありますか?】

 

 

無いんですよ。

遺伝子組み換え技術では、組換えた痕跡が残る場合があるのですが、ゲノム編集技術ではゲノム編集ツールがゲノム(遺伝子)に組み込まれないという事があります。

ゲノム編集技術でもいくつか種類があるんですけど、切断によって変異を起こすゲノム編集技術で出てきたものというのは、自然界に起きた突然変異とほとんど変わらず、後から見分けることができないんです。 今のところの判断では、表示してもあまり意味がないじゃないかという事になっているのではないかなと思います。

今までも行われてきたゲノム上の遺伝子配列をランダムに切断し品種改良を行う「放射線育種」と似たような技術なんですよね。

 

 

【ゲノム編集技術には人類のどのような願いが込められて研究されているのですか?】

 

 

全体の流れとしては、この先人口も増えるし、環境も悪くなる事が予想されるので、とにかく食べるものを確保しようという想いがおそらく育種関係者にはあって、その為の手段として遺伝子組換え技術も大切な手段なのですが、ゲノム編集技術もそれに向けて貢献できるのではないかと考えていると思うんですよ。

極端な話、世の中全てを無農薬無肥料栽培で賄おうと思うと、生産量が減るのでどうしても食べられない人たちが出てくると思うんですよね。

僕ら(研究者)の夢としては、人間が食べられるものは最低限地球上のどこかで作れるようにしておきたいということはあるのかなと思いますね。

ある意味、飢餓に対するリスクヘッジという部分は大きいかもしれないです。

 

 

 

【研究者からの言葉を聞いて】

 

 

話を聞いて率直に受けた印象では、今の科学技術に対して誤解をしていたというものでした。

先日報道であったように、ゲノム編集は人間の赤ちゃんにも適用が成功されました。

そんなところから考えるゲノム編集された食品は「人間が完璧に操作しているもの」という印象がありましたが、実際にはゲノム編集も生物の育種ベースであり、自然界に存在しない生物を生み出すような技術ではなかったという事です。

仮に、ピーマンにトウモロコシのような「甘味」を付け加える事は、今の技術では難しいという話でした。

今回は、あくまでも新しい技術を開発する「研究者」へのインタビューでしたが、飽食な日本でゲノム編集された食品が記載義務化されない事については、産業運用する「企業」や、運用に関するルールを法整備する「政治家」のゲノム編集に対する思案理由に謎が残ります。

しかし政治交渉力のない消費者が出来る最初の対応策としては、まず各々が「正しい知識」を身に付けるという事だと思います。

自然な物を人為的に改変する事は倫理的な側面から様々な議論はあると思いますが、「人類」としての発展を志す、そんな研究があってこその私達の生活環境だと考えると、ゲノム編集技術は必要な技術の1つなのかもしれません。

 

 

 

 

 

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〜野口のタネ〜飯能ノ巻

ご無沙汰しております、美土和です。
平成28年から始めた、日本全国の田畑を巡る旅も気付けばもう4年目。
時代も平成から令和へと移りました。

この旅を始めた理由は、様々ある自然により近い、環境を破壊せずに身体にも優しい食べ物を育てる農法の研究&模索でしたが、気付けば生産者のモノづくりへの熱い想いや、生き方、こだわりなどを発信する取材活動へと変貌を遂げていました。

農とは相関しない他業種からの就農は、決してお金を稼ぐ目的ではなく、必ず何かしら過去の社会経験を生かした「農」への想いがあり、そこには一般社会からでは気付けない魅力が沢山あると感じました。
取材した内容はなるべくそのままの喋り口調を文字に起こして、読んでいる方もダイレクトに伝わるようにと、Blogから文章でお伝えする事をしてきました。

でもちょっと待てよ?
よく考えたらダイレクトに伝えたいなら文字よりも写真、写真よりも動画の方がいいのでは。。。

という事で、令和元年、ベジタブルジャーニーは文字から動画へとアップデートを果たしました!!

ベジタブルジャーニー動画版、初の話は、農の基本「種」にまつわるお話。

向かったのは埼玉県飯能市。
親子3代に渡り経営されている種苗店であり、全国を講演等で駆け巡る、野口種苗研究所・野口のタネ代表「野口 勲」さんからお話を伺いました。
実は野口さん、あの手塚治虫氏が描いた「火の鳥」の初代編集者という経歴の持ち主。
続きは動画版ベジタブルジャーニーをお楽しみ下さい(^^)



鎌倉 海のアカデミア

神奈川県鎌倉市の材木座にある寺院「光明寺」で27・28日の2日間で開催された社会派イベント「鎌倉 海のアカデミア」へ行ってきました。



鎌倉アカデミアとは

第二次世界大戦終結後の1946年。
敗戦直後に鎌倉在住の画家や演劇家などの文化人が集まり設立した「鎌倉文化会」が母体となり、戦争で心身ともに疲弊した若者たちに向け「自分の頭で考える人間づくりが必要」の趣旨で 、戦火を免れた光明寺を仮校舎に開校した、幻の学び舎「鎌倉アカデミア」。

1950年9月、財政難のためわずか4年半で廃校となったが、卒業生には鈴木清順(映画監督)、 いずみたく(作曲家)、山口瞳(小説家) ら、多くの文化人や芸術家を輩出したことで知られています。

クリエイティブ・チーム「ルートカルチャー」を中心に開催されるイベント「鎌倉 海のアカデミア」は、子どもや大人が参加するワークショップも様々あり、学びをテーマにまちの未来をつくっていく子どもたちに向けた取り組みであると同時に、90歳を超えるメンバーを抱える「鎌倉アカデミアを伝える会」の面々も参加するなど、3〜4世代が交わる貴重な機会となっています。





あらゆる世代をつなぐ場をつくっていくうえで、アートや音楽などのクリエイティブな表現が果たせる役割は、真面目な顔をして話しているだけではリーチできない人たちにも興味を持ってもらえる可能性や、まちの文化や歴史から地域や世代を超えたつながりを生み出せる可能性があるんです。(ルートカルチャーの代表理事・瀬藤康嗣さん談)





さまざまな世代が参加する“時間(時代)を積み重ねた社交の場”は、現代教育においた偏差値ではなく、自分の頭で“学び”や“社会”について考える貴重な場となり、いつもの当たり前を哲学するような、円熟味のある時間と化しました。





プラスチックゴミが増え続けるなか、海の環境をどう守るのか。
この問題は、近年大きく取り上げられることが多くなり今年のイベントテーマの1つでもあります。
国連サミットで採択され、日本でも取り組みが進む「SDGs(持続可能な開発目標)」にもスポットを当てながら、私たちの“作る責任・使う責任”を考え、海の環境を守るために何ができるのか一緒に考えていきましょうと、国内でも数少ないプラゴミゼロ宣言を掲げている鎌倉市を中心に、各地からリサイクルに取り組んでいる企業や団体が招待され、プレゼンターによる最新の技術を用いた解決法の紹介や、暮らし方の提案、意見を交換するトークセッションなどを実施。
私達の生活の中で当たり前にある、自然には還らないプラスチックゴミの行方を今後どうしていくか考えるとても良い機会となりました。
近年では、魚やクジラはもちろん人体の排便からもマイクロプラスティックが検出されたり、世界中の塩の9割からマイクロプラスティックが検出されるニュースなど、プラスチック問題は遠くの環境問題ではなく、私達の生活に差し迫る問題となって来ています。



イベントの内容には音楽Liveがあったり、好きな言葉を持ちより耳を傾ける「BOOKWORM」など、知を学ぶ以外にアートで感じるプログラムも展開。
ベジタブルジャーニーの旅を通じて知り合ったPeacenicのtoto君もBOOKWORMで出演しています。



以前、鹿児島で取材させていただいた社会派ヒッピーのテンダー君も、プラスチック再生技術を用いるゲストとして招かれ登壇していました。



わたしたち美土和は、こうした人との“繋がり”から学ぶ機会を頂いている一員でもあります。
自然界との繋がり、人と人との繋がり。
このblogを見てくださるみなさんに、少しでも興味を持ってもらえるきっかけとなれれば、嬉しい限りです。



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